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留学先の学校選び

留学先をイギリスに決めた私は、イギリス留学に特化した留学エージェントbeoさんに、とりあえず話を聞いてもらおうと足を運びました。beoさんのすごいところは、簡単なカウンセリングと出願・ビザ手配のサポートならなんと無料でやってくださるところ!(2016/2017年時点のことで今のサービスはわかりませんが、きっと近しいサービスをされているとおもいます)そこでどうやって検索するかや学校選びのポイント、学校のウェブサイトではどこを見るか…などなどを教えていただきました。

どこからはじめたか

「stage management college」などのワードで検索していくものの、実際イギリスに数あるドラマ・スクールのうちどこが良いかなんてわからない…と思っていた矢先、Guardian紙が毎年発表しているUniversity Leagueなるものを発見。ここに出ている学校を上から順に調べる、という超原始的な作業をはじめます。笑

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画像は2016年、リサーチしていた当時の演劇分野でのTOP 10です。このランキングはイギリス中の大学で学年度末に卒業生対象で行われる一斉調査・NSS (National Student Survey) の情報と、Guardian紙の評価などの様々な情報をもとに作成されているっぽいです。NSSでは学生が授業や教員に満足しているかなどが調査の対象なので、学校選びに役立つ実際の学生の声が反映されています(なのでNSSを重視している学校も多いです)。この過程で出会ったのが、今通っているRoyal Welsh College of Music and Drama (以下 RWCMD) でした。当時1位、今年は18位かなにかで、結構年によって順位が変動することはあとから知りました。

コースの内容を知る

学校選びでは、とにかく「どんな内容のコースを提供しているか」を重視しました。学校のサイトにいくと必ず「Study」「Courses」などのコーナーにどんなコースかの説明があります。Guardianのランキングには文学部的な意味での「演劇」専攻も含まれていたので、まずここで舞台裏に関するプラクティカルなコースを提供しているところを選抜していきました。

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さらに深くもぐっていくと、「Course Structure」「Module Descriptions」「Detailed 〜」など、単位ごとなどにかなり詳細に情報を出している学校もあります。それらを読んではメモして、舞台裏の中でもどの分野を学べるのか、実際に公演はどれくらいできるのか、1年から3年とどうステップアップしていくのか…などなどをみつつ、応募要項を確認して留学生を受け入れている確証が持てたら行きたい学校にリストアップ…ということをやっていきました。

この過程で Drama School というキーワードを発見し、ランキングにはない LAMDA (London Academy of Music & Dramatic Art) や RADA (Royal Academy of Dramatic Art) などのサイトも見るのですが、当時の自分の英語読解力では留学生受け入れの項目を見つけられず、この2つは断念しました。(実際は留学生も受け入れています - この2校は2年間のファウンデーション・ディグリーの後、希望者は追加で1年在籍して学位をとれる、という形態をとっているんですが、当時の自分はイギリスの学校システムにも詳しくなかったので、よくわからないし留学生項目が見つけられないからやめておこう、という結論に至りました。笑)

費用を考える

コース内容が良さそうで応募資格もあるところをリストアップしたら、次に費用面を比較しました。毎年の学費、学生寮に入る場合の寮の費用、立地から見る生活費…当然、生活費はロンドンなら高いし、郊外なら控えめになります。今通っている RWCMD はウェールズ・カーディフにあるので、学費はずば抜けて高いけれど、生活費が安く学生に住みやすい街という評判もあったので、結果的にロンドンに近い学校に行くのと同じか安いくらいかな?と考えました。

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(汚いですが当時のメモ。円換算したりもしてます)

ちなみに、イギリスの大学は留学生に対して、国内の学生(とEUの学生でしたがBrexitでたぶん変わる?)の倍近い学費を求めます。ひどいよね…。日本の大学いくつか調べたけれど、そんなところ見たことありません。

余裕があれば下見も

beoのカウンセラーさんに「5校まで同時出願できますよ」と教えてもらったので、だいたい5校くらいに絞り込んだ時点で、夏休みを使って現地に下見にも行きました。学校の受験者向けのメールアドレスに問い合わせをしてキャンパスツアーをしてもらったり、オープンキャンパスに足を運んだり。連絡がとれなかった学校については、現地に行ってキャンパスを歩き回って帰ったりしました(不審に思われたに違いない。笑)。

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下見して良かったなぁと思うのは、実際に授業や学内公演で使う施設を見れたことです。RWCMDではキャンパスツアーをしてもらったのですが、大小4つの公演スペースを見せてもらって「こんな環境で勉強できるんだ…!」と感動しました。プラクティカルなコースで留学を考えている方は、お金と時間が許すなら下見で自分がどんな環境で学べるか感じられるのでおすすめ。お金のかかる留学なので、自分にあった環境選びは大事だと思います。

下見に行ったのは10月。留学を決めてから最終的な出願校決定まで、約10か月使いました。

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