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持続可能な社会の在り方について考える(MIHO美学院中等教育学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

3日間を通して直島の自然や集落を舞台に展開するアートプロジェクトを体験。最終日にアートの役割と持続可能な社会を実現するための施策をグループで考え提案する。

■開催日時
2022年7月20日(火)~22日(木)
■参加者
1年生23名+先生4名
■問い合わせ日
2022年4月1日(金)
■認知経路
ウェブ問い合わせ

スケジュール

■1日目

12:35 宮浦港着
13:20 昼食
13:50 BASNレクチャー
14:40 ベネッセハウス ミュージアム(対話型鑑賞)
16:30 振り返り

■2日目

  9:00 本村レクチャー、本村周遊プラン作成
10:00 直島銭湯「I♥湯」
11:00 家プロジェクト、ANDO MUSEUM(班別行動)、昼食
13:45 地中美術館、李禹煥美術館 屋外作品
16:30 グループワーク(アートの役割を考える)
17:15 ホスピタリティ研修@ベネッセハウス パーク
18:00 テーブルマナー講座、夕食

■3日目

  9:30 グループワーク(持続可能な社会実現に向けた提案)
11:00 プレゼンテーション
11:30 昼食
12:30 自由時間@宮浦港
12:45 離島

特徴

プログラムの特徴

・自分なりに作品を解釈する練習として、初日に対話型鑑賞と個人で鑑賞を深めるワークを設定。
・3日目の提案に向けて様々なヒントが得られるよう、多様なアート施設を鑑賞する行程とした。
・考えたことを整理すべく、1日目と2日目の最後にそれぞれ振り返りの時間を設けた。
・ベネッセハウスではホテルスタッフによるホスピタリティ研修、テーブルマナー講座を実施。

参加者の反応

・レクチャー、鑑賞ともに主体的に取り組んでいた。
・普段から親しみのあるMIHO MUSEUMと比較しながら鑑賞する様子があった。
・プレゼンテーションではそれぞれのグループの関心事に合わせた提案ができていた。

■プレゼンテーション内容

海洋プラスチックを使ってポイ捨ての問題提起をする作品

地産地消と交流促進を目指した農業プロジェクト

1年間のごみ排出量を視覚的に見せる参加型作品の制作

ごみを使ってモザイクアートを制作する。今と未来の自然の風景の対比を表現する。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

自然とアートによる環境が優れていると感じた。

当方の希望や要望に寄り添って、柔軟に対応していただくことができた。

時間的な余裕があるスケジュールであれば、対話型鑑賞という鑑賞法について、理解を深められるようなプログラムを盛り込むことができればありがたいと感じました。

まとめ・考察

・自分の視点だけでなく、他者の意見を取り込みながら作品鑑賞を深めていたのが印象的。
・発表は似たようなテーマを扱っていても、具体的な提案の内容にグループの独自性が表れていた。
・グループとしての意見をまとめる前に、個人で考えたことをまとめる時間があると、それぞれの思考が整理されて取り組みやすかったかもしれない。(大黒)

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