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自ら問いを立てて探究する(倉敷古城池高等学校)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

探求学習の導入としての位置づけ。最初に1日の体験を通して学びたいことを各自で設定。鑑賞エリアは絞り、生徒が主体的に行動できるよう行程を提案。最後にはラップアップでそれぞれの体験や気付きを振り返る時間を設けた。

■開催日時
2022年9月27日(火)9:30-16:00
■参加者
生徒9名+教員1名
■対象
高校1年生
■問い合わせ日
2022年8月6日(土)
2022年8月18日 (木)事前レクチャー
■認知経路
メール問い合わせ(事例やweb記事をご覧いただいて)

スケジュール

  9:42 宮浦港着
10:30 家プロジェクト(自由鑑賞)
13:00 ベネッセハウス ミュージアム(希望者のみ、自由鑑賞)
14:00 直島銭湯「I♥湯」(外観のみ)
15:00 福武財団オフィス(ラップアップ)
15:30 自由時間
16:02 宮浦港発

特徴

プログラムの特徴

・探求学習の導入としての位置づけ。プ ログラム冒頭で1日の体験を通して学び たいことを各自設定してもらった。
・生徒が主体的に動けるよう、鑑賞エリアは絞りつつ、その範囲内で自由に鑑賞していただけるような行程でご提案。
・最後にラップアップを設け、1日の体験や気付きを振り返る時間を設定。

参加者の反応

【テーマ】アートを通して人が考えたり感じることを調べたい

島とアートの関係性を深堀してみると、来島者が楽しめるアートだけでなく、島の方が嫌な思いをしないための工夫がされて いる点に気付けた。景観を崩さない外観の工夫が印象的だった。

【テーマ】直島から現代アートを学ぶ

空き缶アートなど町中に溶け込む作品や光という形ないものを作品化する手法に触れ、日常や自然に潜むものをありのままに印象強く可視化させたものが現代アートだと思った。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

5 / 5 点

■コメント

参加者へ寄り添い、主体性を引き出せる内容であった点がよかった。

自分の気付きや成長を実感でき、共有できたことは大きな成果だった。

作品を前に生徒が感動を全身で表現したり、ファシリテーターの引き出しに促され、思ったことを次々と言葉にしながら、活動が停滞することなく生徒が生き生きと活動していた。

人数の増減など予定と変更があった場合どこまで対応してもらえるかが懸念事項だった。

まとめ・考察

・体験の目的設定からスタートしたことで、その後の自由散策がしっかり各自の学びに繋がっていた。
・自由散策では、生徒が鑑賞した施設や体験したことも異なるため、それぞれがどんな体験をして何を感じたか、最後のラップアップで共有し合えたのがよかった。(大黒)


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