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援農レポ感謝&補足情報&東京の手厚い農家サポート体制

旅する愛ファーマー みずのくるみさんに援農に来ていただいてレポいただきました!!

一人作業が多く、農産物で評価される世界で生産過程、中でも土づくりの場面から関わって第三者的視点でレポしていただけるのは大変ありがたい事です。

とうきょう援農ボランティア
今回もとうきょう援農ボランティアサイトを通じて援農に応募いただきました。
援農に来て欲しい東京の農家と援農に行きたい全国の人を結ぶマッチングサイト。
このサイトを通じて援農に来ていただければボランティア保険が無償で付保されます。行き帰りや作業中の事故に対応(実際、援農に来る途中で追突事故に遭われた方がいました)
援農ボランティアさんが使うニトリル手袋やハサミなどは農家側からリクエストすると支給いただけるシステム。
それ以外にも、簡易トイレや休憩所、ロッカーなどの購入費補助もあります。
東京凄い。


堆肥撒き
いきなり重労働の堆肥撒き。2トンの牛糞を均等に撒いていただきました。
今回の牛糞は瑞穂町の清水牧場さんの牛糞
ジェラート屋さんもやっていて瑞穂町の観光名所にもなっています。

ちなみに今回堆肥を撒いていただいた他の畑には、八王子の磯沼ミルクファームの堆肥を入れました。

どちらも完熟ですが、ほのかに香る匂いは違い、それぞれの個性が光っていました。

そしてそして、今年から初挑戦のモルト粕。
坂道ブルーイングさんのモルト粕

クラフトビールを作る際に出るモルトを東京都の肥飼料検査センターで検査しOKが出たモルト粕を堆肥&土壌改良剤として投入。

山や森や林が少ない東京の西多摩&武蔵村山エリアでどうやって資源を活用していくか。
様々な産業と連携しながら小さいながらも地域循環型の農業を実践してみたいなぁと思う今日この頃。


土壌検査
堆肥を撒くのは土壌改良的意味と土壌の物理性を向上させるためで、肥料分としてはそれほど多くはありません。
畑の状態によっては堆肥だけでも十分育つ作物もありますが、多くの栄養を必要とする作物の場合土壌の肥料分の過不足を補ってあげないといけません。
そこで登場するのが土壌検査。
東京、西多摩の場合直売所を通じて普及センターが年に一度土壌検査を、なんと無料で行ってくれます。
東京凄い

一例で今回堆肥を撒いていただいた畑はこんな感じ。


一般的な野菜の場合それぞれの作型、時期により目安となる施肥基準がありますが、ビーツの場合情報がない…何事も多すぎても少なすぎてもダメ。
という事でこの表で圧倒的に少ない数値をだしている苦土、ph調整の為苦土石灰を堆肥と併せて投入。
一度耕運後、カリとリン酸を投入していく予定です。


プラソイラー
今年は土づくり投資の年として、ご近所農家さんに作業依頼して初のプラソイラーを入れました。
長い爪で畑の深く硬い地層を砕いて水はけの改善、保水力の強化を期待して行いました。


長年重たいトラクターで表面数十センチを耕していると、どんどん地下の岩盤が固くなってしまうそう。
緑肥などを入れて根っこで深い地層を砕くことを期待もできますが、今年は力業でやってみることに。
結果が楽しみです。


ネギはネギを卒業 おめでとうございます
『今まで人生で食べたネギの中でダントツでトロトロで甘くて美味しかったです!』
これほどのうれしいコメントはありません。うれしいです!
なにしろ、そのネギは去年の2月に播種をお手伝いしてもらったネギ。
田舎のヒロインズのインスタライブのお手伝いもしていただきました)


長い時間をかけて、冬の寒さに耐えくるみさんに再会しおいしい料理になるって素敵なめぐり逢いじゃないですか?

ネギがネギ様に…まさにネギはネギからの卒業!

3月中旬か下旬ごろにはケールの菜花ができます。
これは年に一度の絶品です。ほんと、食べて感動して欲しい!
というわけで、来月ぜひお時間があれば来てください。
BaseSideFarmが遠くて難しくても、道の駅や直売所、他の農家さんの所でケールの菜花を見かけたら必ず食べてください。
ほんとおいしいから。



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