第13回 BFA U18アジア選手権 準優勝
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昨日 第13回 BFA U18アジア選手権の決勝が行われ、U-18日本代表は台湾に1-6で敗れ準優勝となりました。
大会は戦前の予想通り日本・韓国・台湾の3チームが優勝争いをする形で進み、スーパーラウンドの結果この3か国での得失点率差で日本は決勝進出が決まるという非常にきわどい戦いとなりました。
2016年以来2大会ぶり6度目の優勝を目指す台湾戦では、初回先制したものの以降は台湾の最速150キロ超の投手陣から得点を取ることができませんでした。また日本投手陣は四死球が多かったこともあり6失点を取られ、完全アウェーの中での厳しい試合でしたがテレビで見た印象は完敗と言わざるを得ない内容となりました。
U-18日本代表はスーパーラウンドに入ってからロースコアの試合が続きましたが、今年度から採用された低反発バットで打撃を行なってきたため長打に頼らない得点の取り方・勝ち方(失点の防ぎ方)は上手くできていたと思います。
ただしそれでも得点力不足はこれまで同様課題として残り、特にチャンスが出来たときの決定打(単打でも良いのだが)がなかなか出ないことが大きな課題である と見えました。
今大会は、台湾での慣れない環境・球場でストレスがかかる上に決勝まで7日間で6試合というタイトな日程の中でしたが、日本代表の選手は役割分担しながら持てる力を発揮し準優勝を勝ち取ったと言えると思います。
日本・韓国・台湾の3チームは、世界大会でも優勝候補に挙がる強豪国です。高校野球のシステムはそれぞれの国で違いますが、これからもアジアだけでなく世界の野球を引っ張るよう高いレベルで競い合ってほしい… と感じました。
今大会で国内選手が現地入りできずメンバー不足に陥り棄権することになったパキスタン代表には、日本の高校で野球を行なう高校球児がおりました。
母国のチームで試合をすることができませんでしたが、この選手は日本代表の練習に混ざって参加する機会があったそうです。
練習が進むにつれ徐々に打ち解け、また小倉監督から直接打撃指導を受け「試合ができなかったのはとても悔しかったが、試合と同じくらい大事な経験をさせてもらった。台湾に来たことに後悔はありません」と喜んでいたそうです。
↓ バーチャル高校野球Xより引用となります。
日本で野球をすることになったのは親の仕事の都合だそうですが、甲子園を目指し日々努力を重ねた球児が母国代表チームとして出場し、(パキスタンは野球が盛んな国ではないそうですが)これが母国で野球が広がるきっかけとなれば、大変素晴らしいことだと思います。
野球がアジアの他国・世界の国々にも広がり、サッカー・バスケ・バレーに負けないような世界的なスポーツになることを、長年野球に携わってきたものとして非常に願っております。
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