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兄に憧れ、兄を超えるため。金足農業の吉田大輝が吉田輝星にそっくりすぎる

2024年7月21日、秋田県代表が決まりました。
金足農業高校が6年ぶりに甲子園に帰ってきます。

6年前の金足農業のエースは現オリックス・バファローズの吉田輝星。
決勝戦で根尾昂選手などを擁する大阪桐蔭に敗戦しましたが、甲子園準優勝をした代です。
(秋田県勢としては第1回大会で秋田中が準優勝、吉田輝星投手の代の100回大会でも準優勝ということになりました。)

そのエースの弟の吉田大輝が2年生ながら背番号1を背負い、今年の秋田を制しました。6年の時を経て甲子園に弟も出場します。

「兄さんが金足農業で甲子園準優勝という結果を残し、今度は自分が兄さんの分まで優勝するために、金足農業で野球をしたいと思いました」


2023年春、大輝投手は兄に憧れ、兄を超えるために同じ金足農業に入学しました。
入学時にこの宣言をして、本当に甲子園に出場してしまうのは驚きますし、相当な努力があったのだと思います。尊敬です。

兄を超す


体格はやや当時の輝星投手よりも大きいようです。特に下半身のしっかり具合が超えている気がします。身長も少し大きく見えますね。

兄 吉田輝星(高校3年生時)176cm 81kg
弟 吉田大輝(高校2年生)178cm 85kg

来年もあると考えると、一冬超えてもう一回り大きくなる可能性はありますね。ただ入学時に177cm、82kgだったことを考えると体はすでに完成されていて筋肉量の変化などになりそうです。

球速は2年生の夏の時点でMAX145km/hとのことで、順調に球速は伸ばしているみたいです。(中学3年生で132km/h)
球速も兄を越えようと考えているそうで、輝星投手が3年生秋の国体で記録した152km/hではなく155km/hを目指しています。

球速を追い求めてフォームが崩れてしまう投手は多くいるので、あまり意識しすぎず頑張ってほしいですね。

ストレート、スライダー、カーブを使い分けるあたりも兄譲りで、特にスライダーの感じが似ているのかな?と思いました。

ストレートのホップする感じも3年生の時の輝星投手に似たらもっと無双できそうです。(中継で軌道を見て感覚的に思っただけで、実際もうその領域に行ってるかもですが)

出典:https://www.sankei.com/article/20181021-TVNMNH2JZFOQDKKA6G4TQF23XQ/

輝星投手は高校3年生の時点で日本人メジャーリーガーを超えるホップ量だったようです。

ダルビッシュより10センチ、普通の高校生より20cmホップするとなると、だいぶボールの下を振ってしまいそうです。

硬球の直径が7.3cmくらい=普通の高校生の真っ直ぐよりボール3個分くらい伸びてくる感じに見えていた?!

兄そっくり


まず、兄弟なので顔がそっくりというのは言うまでもないですね。

吉田輝星(金足農業)※写真は共同通信
出典:https://www.hb-nippon.com/2020/03/bsinfo20200116006/
金足農・吉田大輝
出典:https://www.zakzak.co.jp/article/20240722-BVKCIT3UGZNQNIV2IOLEGGDRW4/photo/P2Y2ZIHNZBLUFACPF5GIVC5B5Q/#goog_rewarded

写真見るとわかるのですが、マウスピースを二人ともしているんですよね。輝星投手が甲子園で着用したことから少し高校野球界で流行りました。
大輝投手も兄と同じようなマウスピースをしていてまたブームが来そうです。

グローブ

秋田・金足農高時代のオリックス・吉田輝星(2018年8月18日撮影)
出典:https://www.sanspo.com/article/20240419-5MR3QM3UQRNS3CSFPG5437DEAY/?outputType=theme_highschoolbb

先ほどの大輝投手の画像と見比べていただきたいのですが、瓜二つのグローブなんですよね。

兄から譲り受けたものなのかな?と思ってのですが実は別物のようで。

今、大輝投手が使っているグラブは輝星投手がプレゼントしたようでほぼ同じ色、形をしています。

ただ、平裏(手のひらの部分)の刺繍の内容が違うようで、輝星投手は「シャキーン」、大輝投手は「天下」と入っています。
(兄の方が少し遊び心があります。シャキーンについては後述)

金足農・吉田のグラブには「シャキーン」と書かれていた(兄)
出典:https://hochi.news/articles/20180815-OHT1T50020.html?page=1

スパイク

兄のスパイク
弟のスパイク

ちょっとマニアックなんですけど、これ一般に売ってないんですけど同じタイプのスパイクなんですよね。オーダーメイドのスパイクで、白と黒と色は違えど仕様はそっくりですね。(折りベロ・ミドルカット)
輝星投手は革底でしたが、大輝投手は樹脂底です。
野球用品店出身の僕からすると興奮しますね、このスパイク。

侍ポーズ(シャキーン)

金足農高時代、夏の甲子園で「侍ポーズ」を決める吉田
出典:https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20231209-OYO1T50015/
外野に向かって、兄が甲子園で披露した侍ポーズを取る吉田
出典:https://www.sakigake.jp/news/article/20240722AK0003/

まさかここも真似するとは思いませんでした。(そっくり)
輝星投手が甲子園で披露し話題になった「侍ポーズ(別名シャキーン)」です。

実はこれ、輝星投手が甲子園で披露した時に高野連か審判に注意されたみたいなんですね。でも注意された次の試合でも披露するという強心臓。

弟はその経緯を知ってると思うのですが、やはり兄に憧れてるのでやらないわけにはいかないですよね。(こういうの好きです)

このポーズ、どこに向かってやってるかというと真後ろ(といっても70mくらい後ろ)のセンターとやってます。

輝星投手は高校日本代表でも披露してて、その時のセンターは現ロッテの藤原恭大選手です。(藤原選手ちょっと照れつつも実行)

<宮崎選抜・日本>吉田(手前)と「シャキーンポーズ」する藤原(撮影・岡田 丈靖)
出典:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/08/31/gazo/20180831s00001002378000p.html

大輝選手もセンターの髙橋佳佑選手とやってるみたいです。

この髙橋佳佑選手は、6年前に甲子園に出場した時の高橋佑輔選手の弟になります。

佑輔選手は横浜高校戦でバックスクリーンに劇的な逆転スリーランを放った選手です。(なんと自身公式戦初ホームラン)

昨夏の3回戦、横浜戦で逆転ホームランを放ち、喜びを爆発させる髙橋(撮影・松本俊)
出典:https://4years.asahi.com/article/12583424

大学卒業後、金足農業に戻りコーチとして活躍されているそうです。兄弟で甲子園を達成したのが吉田兄弟の他にももう1組いるわけです。
佳佑選手の活躍も期待したい。

応援しよう

密かに期待しているのが、輝星投手が甲子園でホームランを打った時にやった敬礼の派生みたいなポーズ。(ちょっと田舎っぽくて個人的に好き)

出典:https://moment.nikkan-gendai.com/sports/6765

輝星投手の時のような奇跡を弟の大輝選手もと願っています。

暑いので体調だけは気をつけて頑張って欲しいです。
僕も陰ながら応援したいと思います。

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