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⚾️首都リーグ(OB含む)の保護者の皆様へ。

2023年9月2日、首都大学秋季リーグ戦が開幕しました。

どれも色濃い内容で、毎度のことですが胸がいっぱいになります。一日三試合あるので、映画を三本見たかのような充実ぶりです(それ以上かも)。


そんなこんなで三試合もいるものですから、選手の保護者と話をする機会があります。

本当は自分の言葉できちんとお礼を伝えたいのですが、長々立ち話をしてしまうのも申し訳ないので、ここでその気持ちを書いていきたいと思います。


保護者の皆様から、こんなお言葉を頂戴することがあります。

「暑いのに一日三試合もみて、本当にありがとう」
「いつも写真を楽しみにしています」

それだけではなく、お土産をいただくこともあります。


ただ好きなことをしているだけで、大したことはやっていません。
毎週末に野球場にいって、しかも自分の親戚でもなんでもない人の応援をして、はたから見れば『くだらない』といわれても仕方がないことだと思っています。

私には弟が二人います。高校まで野球をやっていました(だから野球が好きになったのですが)。両親も毎週末は弟の野球に付きっきりでした。家族五人一丸となって野球に向き合ってきました。苦労なんていってはいけませんが、色々なことがありました。

だから皆さんと重ねてしまうのかもしれません。姉の気持ちなんていったら叱られてしまいますが、そんな思いでいつも野球を見ています。


学生野球の最高峰である『大学野球』まで続けている選手たちは、壁を乗り越えてきた人たちです。なんの障壁もなくやってこれた選手はいないといっても過言ではないです。


そんな選手たちの頑張る姿をみて、なにも感じないわけがありません。


私はというと、情けないことに大学を卒業するまで『やりたいこと』がありませんでした。だからこそ夢や目標をもち、野球を頑張ると、自分の意思で大学進学を選んだ選手の皆さんを心から尊敬しています。

彼らの姿勢が私の原動力になります。

明日も頑張ろう。
目標を達成させよう。

選手に負けないように自分を奮い立たせています。嫌なことがあっても頑張れるのは、真っ直ぐ野球に取り組む彼らの姿があるからです。感謝してもしきれません。

またみたい。


そう思わせてくれる選手がいるからこそ、私は球場へ向かうのです。


野球は色々なことを考えるきっかけになります。

グラウンドでの振る舞いや態度。
プレーだけでなく、生き方や人となり。

私は野球そのものもですが、人の生き方や考え方に触れるのが好きなのかもしれません。

要するになにがいいたいかって

ありがとうございます。

この一言に尽きます。

力をもらっているのは私なのです。


よく心配されます。自分のことを犠牲にしているのではないかと。その必要はありません。

好きなことを続けていたから皆さんと出会えました。それだけでなく、プロカメラマンになるという夢を叶え、新しい目標も続々とできています。決して無理しているわけではありません。

なんだか取り留めのない内容になってしまいました。


色々な選手に出会いました。


三年半を怪我で棒に振って、四年秋に復帰した人。

鳴り物入りで入学したものの、成績不振に陥りやけくそになっていた人。
(在学中に一念奮起し、現在は指導者になりました)。

一般入試で入り、四年でレギュラーを獲得した人。

書ききれません。どの人も、なにかしらを抱えて大学というステージに立っています。グラウンドにいる人もスタンドにいる人も、見えない苦労を重ねています。

そんなことがわかったら、応援しないわけがないじゃないですか。
みんな主役なんです、立派なんです。かっこいいんです。

私は学生時代、そうはなれませんでした。引け目もありますかね。
キラキラした皆さんがかっこよく、羨ましい気持ちにもなります。

球場は人間ドラマの宝庫です。なんていったら不適切な表現でしょうか。

そんな誰かの頑張りをカタチに残したい。だから毎試合撮っています。褒められたいわけでも、喜ばれたいわけでもありません。

ただ、


自分のやったことが誰かの『喜び』『モチベーション』に繋がっていたら、これほど幸せなことはありません。でもそれ以上のことを、選手がやってのけているのです。

そんな彼らをこれからも陰で守っていけたらと思っています(全然隠れてないしおまけに声も大きい)。

努力する人が報われてほしい。
頑張っているのだから成功してほしい。

いつもそう思って、ベンチの上で応援しています。

それがかなったとき、私もとても嬉しいのです。


この二日間で鼻の上が真っ赤なトナカイになりました。
会社で驚かれるかもしれません。


私も誰かに力をもらっているのだから、なにかの形で還元できたらいい。
それが好きなことだったら、この上ない幸せだと思っています。


保護者の皆様と球場で会えることが、私の楽しみでもあります。
自慢のご子息のお話、もっと聞かせてください。
なんていったって一番のファン(応援者)は家族ですから。
そのときの皆さんの表情が私は大好きです。
いつも本当にありがとうございます。





















いただいたサポートは野球の遠征費、カメラの維持費などに活用をさせていただきます。何を残せるか、私に何ができるかまだまだ模索中ですが、よろしくお願いします。