📸ファインダーばかりをのぞかない－広い視野をもって撮る－

写真を撮るのにファインダーを覗かないなんてこれいかに。

最近いわれた『とある言葉』が印象に残っています。

「かなねーさんって基本的に野球を見ているんですね。ずっとファインダーを覗いているわけじゃないんですね」

全く気が付きませんでした。無意識だったのです。

予想だにしないコメントだったので『ファインダーをあまりのぞかない理由』をじっくり考えてみることにしました。撮り方に正解不正解はありません。あくまで、私の考えです。

野球を見ている＝目の前の試合に集中している。

実はこれ、私にとって物凄く重要なポイントです。自分が試合に入り込んでいるのです。

スコアをとっている理由にも共通します。常に『次のプレー』を考えながら、カメラを構えています。もちろん、最終的にはファインダーをのぞくことにはなりますが、それは撮る瞬間だけです。そのタイミングがやってくるまで、カメラはスコアの上にポンと置いています。

手振れやピントが甘くなる心配もありますが、それはもう慣れです。それよりも自分が思うベストの瞬間を逃したくない。その一心で目の前の試合を食らいつくように見ています。

どうしてその瞬間が撮れるのかという質問を受けることがあります。私の考える答えは『試合の世界に入り込む』ことです。次のプレーを予測するという行為は、ある意味選手のようです。私も一緒にグラウンドで戦っている。そんな気持ちでしょうか。

ファインダーを覗いていると、どうしても視野が狭くなります。片目だけで覗いているわけですから、物理的にも当然です。また、人には利き目があるので、もう片方は目を閉じている状態になります。そうすると、打球を追うのにワンテンポ遅くなってしまいます。

もちろん試合は予測不能な出来事が多いですから、ベストシーンを逃すこともあります。しまったと思いますが、それもそれで勉強の一つ。なぜ撮り逃したのか、スコアの余白にメモを残します。次に生かすためです。

ファインダー越しの私の世界なんて言葉がありますが、私の場合『肉眼で見た世界』が正解だと思います。ほぼ、ファインダーを通して野球を見ていないですから。自分の目で見た瞬間をそのまま記録としておさめている。そんな感じでしょうか。

広い視野をもつことの大切さは、何も写真を撮るだけに限りません。機材が邪魔になっていないか、周囲を見渡す必要があります。カメラ一式を持っていけば、荷物もそれなりになります。気持ちの良い観戦をするために、気配り目配りは欠かせません。

ファインダーをのぞかない観戦。やってみませんか。もしかしたら、今と違う世界が見えてくるかもしれません。

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野球そのものが大好きなんだということを、改めて感じます。あまり賢い表現ではないですが、カメラは二の次。野球の試合の先に、写真を撮るという行為がある。写真を撮るためだけに、野球を見ているわけではない。だから、生き生きとした瞬間が残せるのだと思います。一番は自分が楽しむことですね。

次はどんな試合が見られるのでしょう。二度とない試合をこれからも楽しんでいきたいと思います。

📸カメラと歩む｜かなねーさん✩.*˚ 🦖📸⚾｜note