見出し画像

📸拾い画ですって?捨てた覚えはないですが-無断転載お断り-

さぁ、今日も鋭くいくよ。

写真を撮ってSNSに掲載すると、色々な問題に出くわします。その一つが無断転載です。

無断転載はやっちゃいけませんよなんて言葉、よく聞くと思います。そもそも『無断転載』とはなにかという話を簡単にまとめます。それは、人様の作品を許可なく使用することです(著作権法第21条に詳しく書かれています)極めて悪質な場合は民事・刑事の両方でペナルティを受けることがあります。もめると大事になります。仮にそうならなかったとしても、人のものを盗んでいることと同じです。


最近、写真を音楽に合わせてスライドショーにする、クリエイティブに富んだ光景を見かけます。その想像力や完成度の高さに「凄いな」としかいえない私は、語彙力すらぶっ飛んでいます。まぁこれ、自分が撮った写真であることが前提の感想です。


ここでちょっとお尋ねしたいことがあります。
写真や動画を掲載している皆さんにです。


その写真、自分で撮ったものですか。
そうであればなんの問題もありません。

違う?人からのいただきものかな。
え、拾った?持ち主の許可は?いや、拾った?



こちとらゴミ箱に捨てた覚えはないんだわ。




皆さんも普段から、色々な人の作品を目にする機会があると思います。それらを眺めていて、「素敵な写真だ」とか「かっこいい写真だ」なんて、感想をもつことがあるでしょう。その『素敵』、『かっこいい』という思いを誰かと共有したいと考えるかもしれません。そのときに必要なのが、本人の許可を得ることです。

もちろん中には無断転載に当たらないケースがあります。それは、ルールに従って引用した場合と、私的に使用して楽しむ場合(著作権法第30条)です。当初の目的が後者だったとしても、公の場に掲載したり、誰かと共有すればアウトです。

これ幸いにも、今のところ私は『無断転載』に出くわした経験はありません。鈍感なので気が付いていないだけかもしれません。いずれにしても本当にラッキーだと思います。

ペナルティの有無関係なしに、手間暇かけて撮った写真を、あたかも自分(無断転載している張本人)が撮ったように使われるのは良い気がしません。まさに『人の褌で相撲を取る』です。それほど、いいねの数や閲覧数に翻弄される世の中になっているのだと実感します。無断転載をしている張本人は、事の重大さに気が付いていないでしょう。だからこそ警笛を鳴らします。

無断転載をされた場合、相手と直接コンタクトを取って取り下げてもらうか、応じてもらえなければ法的措置をとるなど、労力がかかります。泣き寝入りしろとはいいません。何の役にも立ちませんが、もし無断転載されてしまった場合の強マインドを書いておきます。


タダで宣伝してくれてどうもありがとう。



ありがとうだなんて微塵も思っていませんよ。最大の嫌味です。もちろん出所がわかっていなければ無意味ですが、無断転載でもなんでも使われたってことは、いい作品だったという証拠です。行為の肯定はしていないですが、それくらいあなたの一枚が最高だということです。

なんて前向きなことを書きましたが、不快なものは不快でしょう。手間暇云々以前に、自分の手柄を横取りされたらどんな気持ちになるでしょう。法律だなんだもそうですが、相手を尊重し、思いやる気持ちが欠如していませんか。自分の痛みには物凄く敏感なのに、他人の痛みには鈍感であることのあらわれです。簡単に保存、使用ができる世の中だからこそ、改めてネットリテラシーについて考えたいものです。


―――


転載する人間が悪いというのは前提で、作品を掲載する我々も自分を守る必要があります。クレジットを入れることも、一つの対策方法といえるでしょう。私の場合、とっておきの一枚は安易にネット(SNS)には載せません。絶対に使われたくないという強い思いがあるからです。

細かいことでうるせーな、私が良ければなんでもいいんだよっていうウルトラ自己中の人間も中には紛れているでしょう。まぁ、その考え方でもいいんじゃない。最後に泣くのは自分だけどね。人の力なしになにもできないって宣言しているようなものなので。

何か疑問をもったら必ず作者に問いかける。このくせをつけるだけで、行き違いがなくなると思います。気を遣いすぎるくらいがちょうどいいのです。誰もが創作活動を楽しめる世の中になることを、私は切に願っています。


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

いただいたサポートは野球の遠征費、カメラの維持費などに活用をさせていただきます。何を残せるか、私に何ができるかまだまだ模索中ですが、よろしくお願いします。