📒友達の友達は友達じゃない。

友達の友達は『友達』って、つくづく便利な言葉だなって思う。使う人によるなんてことは、もちろん理解してる。でも嫌い。

理由は簡単だよ。

自分のコミュニティを踏み荒らされている気がするから。そういう人に限って言葉を盾にして『失礼極まりない行動』をとる。何回もそんなのみてきた。凄く悲しい気持ちになった。

人は支え合って生きている。誰かを受け入れる体制や、横のつながりは大事。友達の友達だからこそ大事にしてほしい。それができないのであれば、「あなたと縁を切る」。私はそう言い切る。

あかの他人より、友達のハードルは下がるのはわかる。なぜなら気の置けない仲間と繋がっていることで、人としての絶対的な保証が存在するから。だからといって、いきなりオープンに接していいものではない。相手同士の築いた信頼関係を考慮し、細心の注意を払う必要がある。崩壊は一瞬であり、再構築は難しい。果たしてそこまで考えていてくれるのか。

いや、考えてないな。

別に人に対して強い独占欲があるわけじゃない。誰が誰と仲良くしようと実際どうでもいい。なにが嫌かって、私の大切にしている人を傷つけること。それが仲間同士であれば耐えられない。

だから私は『友達の友達は友達』という関係に安易に便乗しない。友達同士がどうやって仲良くなったのか。その背景を考えたとき、絶対に失礼なことはできない。私のせいで元の友人同士の関係に亀裂が入ることをだけは避けたい。

球場にいくと、様々な人に出会う。それこそ友達の友達とも会うし、知り合いの知り合いにだって会う。色々な人と話をするからこそ、気を付けて過ごしている。その人の顔に泥を塗らないか、失礼な物言いになっていないか、常に第三者目線で自分を見つめている。

なぜ、その人が自分に親切にしてくれているのか。今一度よく考えた方がいい。既に出来上がっている相手同士の信頼関係があって、良くしてもらえているだけのこと。自分の人柄や手柄ではない。そこをはき違えてはいけない。

人間関係はとても脆い。同じものが好きであっても、価値観や考え方を受け入れられなければ、その関係を持続することはできない。一時的に我慢の上で成り立っていたとしても、必ず爆発するときがやってくる。それらを踏まえた上で行動する必要がある。

人の大切にしている人間を、粗末に扱うことなどできるわけがない。相手に同等の思いを求めるのは酷なことかもしれないが、私の大切にしている人間に失礼などあれば、瞬時に切る。その究極の言葉こそ、友達の友達は友達じゃない。厳しい言い回しではあるが、人とかかわるというのはそういうことだと私は思う。