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「本能は社会を知ることができない。

なぜなら、

想像によって作られた架空の世界を

一瞬の時限を感じ取る本能が感じ取ることができないから。


一方で、

人間の意識は一瞬の時限を感じ取ることができない。」



シビれる
親分のこの言葉。


(もう、たまらないわね)と思いながら
いつものようにメモ書きをする。


そして

「これを理解してもらうには、膨大な説明が要るよね。」

と親分はおっしゃって、2人で笑った。



“今、ここ” に在りましょう

ヨガも、座禅も、マインドフルネスも、このためにあり、
まさにその通りなのです。


अथ योगानुशासनम् ॥१॥

atha yoga-anuśāsanam ॥1॥

sūtra1-1

このいちばん最初のスートラのいちばん最初のワードが、ヨガのすべてを語っているというカラクリは、Chuck Millerも度々言っていました。

ヨガとは、を説く1-2よりも

samadhiがなにか、よりも

atha 

つまり
now、今

なのだと。

atha(今)を感じられないがゆえに
その後のスートラ、教え、守るべきことetc...
に惑わされる。

教えを守ればわかる
瞑想すれば成せる

とばかりに練習に励んだり努力を重ねることは

何も悪いことではないのです。


いいじゃない
楽しいなら!
心の波立ちが、落ち着くのなら!

योगश्चित्तवृत्तिनिरोधः ॥२॥

yogash-chitta-vritti-nirodhah ||2||

sūtra1ー2



ただ!

तदा द्रष्टुः स्वरूपेऽवस्थानम् ॥३॥

tada drashtuh svarupe-'vasthanam ||3||

sūtra1-3


どうして今に在るのが大事なのか
なぜゆえ今を感じることができないのか

これを知らなければ、

練習も努力も、まじめに行えば行うほどに本質からは離れていきます。




今 という
その一点の表現を再現するために機能しているのが、
「脳幹・辺縁系」。

生命維持や本能活動など、生き物が生きるための97パーセントの活動をこの部分で行っている。

想像力... 先のことを思い、過去の記憶を辿る、人間の意識はほんの3パーセントの部分「大脳新皮質」で行われていて、

私たちの意識上にあがる感覚や発想や行動や妄想や信念...etcを、まさに自分で行っている、間違いない、と思いながら生きている。

人間というのはそうゆう生き物のようです。


本能と意識の間にギャップがあり、
しかも
本能は「今」だけに生き、意識で作る「社会」や「思考」やいろいろ..を知ることができない。

意識は「今」でないどこかに生き、本能を感じ取れない。

「今」と感じたときにはもう既に「過去」なのです。


「今」を平面化するように留めようとするのも、
波立ちをずっと穏やかに抑えておこうとするのも、
人間の意識=妄想


これを知った上で、それでも練習を積み頑張って努力するなら
いいんじゃないか。

しかもその練習が楽しいなら、なおのこと。


しかし
なによりも...

まずは、BASE です。



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