パチンコGO
毒蛇に勧められたリンゴ
もう甘くない、
だけどなぜだか止められない。
ナンピン(この台は絶対激アツと信じ回し続けること)を繰り返し含み損(お賽銭)を膨らませた投資家(パチンカス)は、ポジションを切りたい(パチ屋から出たい)が、先に投資したコスト(金と時間)が無駄になってしまうので、心理的にポジションを切ることができない。
コンプガチャ(最初の方は簡単に当たる。後半になり出にくくなったとしても、心理的に後に引けなくなる)の巧みなシステムにも応用され組み込まれている。
パチンコGOの怖いところは先に投資した仕事量(金と時間)が大きければ大きいほど、心理的効果が増幅され、最悪の場合、投資家に壊滅的な打撃を与えかねない。これは日常生活とて同じで、失敗した事業をなかなか切れないのもこの効果と言える。また、人間関係においても「腐れ縁」なんて言葉もあるが、場合によっては判断を誤らせる足枷のように機能するものであるのかもしれない。
例えば12万円で買ったノートパソコンの調子が悪く、修理に出したところ液晶画面の取替えとなり3万円払ったとしよう。
暫くパソコンは快調に動いていたが、今度はCPU・ハードディスクなど次々悪くなり、店に相談したら8万円かかると言われました。この時、あなたならどうするでしょう?
先に3万円の修理代を投資して、今度は8万円、合わせて11万円である。これに少し足せば新しいものが買えてしまう。今のパソコンを諦め、買い替えを考えるであろう。しかし、それでは先に投資した3万円は全くの無駄金となってしまい、最初に修理を頼んだ判断も間違っていたことになる。
結局、8万円を追加で払って修理してもらうことにした。ここで注意して貰いたいのは、最初に11万円かかると言われれば、この人は買い替えを迷わず選択しただろうと言うことです。なぜならそれがもっとも合理的な行動だから。
アメリカの心理学者スキナーが行った実験であまりにも有名な、ネズミを使ってレバーを押させ、エサを与えるというもの。レバーを押せば、必ずエサが出てくるわけではない。にもかかわらず、ネズミは延々とレバーを押し続ける。面白いのは、何回目には必ずエサが出るという場合よりも、ランダムにいつ出るか分からなくした場合の方が、ネズミはムキになって、いつまでもレバーを押し続けた。しかも、そのエサが出る確率が低いほど、
ネズミはいつまでもレバーを押すことをやめないのだそうだ。
そろそろ出るだろう・・・いやだって1,000回も回したんだから、、、、次出て確変ハマれば回収できる、、、えーい!!1000円追加じゃアアアアアア、、、絶対必ず出る気がしてきたあ!!!!! ぐぬぬ(汗)持ってきた3万使っちまったアアアア、だがしかしこのままじゃ帰れない ATMへGO!!!
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