【書評】論点思考 内田和成著

この本を初めて読んだのは27歳の時、

医療機器の営業会社から今のWEB広告業界へ転職したタイミングだった。

前職のKPIはドクターに気に入られて医療機器を病院に導入してもらうこと、

その為に接待もいとわず、スキルとしては下記が重要視された。

・人(医者)に気に入られ信用されるるスキル

・医局(職員室みたいなもの)の人間関係を察知するスキル

・安定して同じ話をするスキル(ドクターとの信頼関係構築)

ある意味心理学的な要素が重要となり紺のスーツをパリッと着込んで【THE営業マン】を自負していた。

しかし、WEB業界に転職すると今まで使っていたスキルが通用しない。

WEB広告出稿の管理画面では全てが数字に置き換えられ、数値をいかに上げていくかが重要になる。

どんなにいいものを売ったとしても結果が伴わないと『数値上がってねーじゃん』となってしまうのである。

また、広告の質によっては数字は出るものの本質の結果が伴わないといった部分も出てきてしまう。※Twitterでいうと相互フォロワーのようなもの

WEB広告創成期にこの業界に入っていれば、とりあえず売れば0からのスタートなので、売りさえすればクライアントも大喜びだが、飽和状態の今では結果と改善が常に求められる。

どのように仕事を進めていいのかが分からず、退職しようかと悩んだこともあった。(むしろクビの宣告待ち)

そこで出会ったのがこの本『論点思考』である。この本をざっくり説明すると、

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