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最近読んでいる本(14) #136

読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。


ネコはどうしてわがままか
日高 敏隆 (著)

↑タイトルはネコですが、ネコだけでなく、3ページ程ずつ、いろんな動物の「へぇーそうなんだ」という行動や生態について書かれており、サクサクと読めました。第一部でたくさんの生き物の生態について書かれており、第二部では「きどる」「受ける」などの感情?が動物にもあてはまることを面白く書かれています。日高さんの語り口がやさしく、引き込まれます。サクサクと読める楽しい一冊でした。


死の森の犬たち
アンソニー・マゴーワン (著)、尾﨑 愛子 (翻訳)

↑チェルノブイリの事故で引きさかれたナターシャという少女と、ゾーヤという犬のその後を描いた物語。ゾーヤが森の中で逞しく育ち、その子であるミーシャの物語が語られるが、野生の壮絶な生死をかけた生活や出会いなど、綺麗事では済まされない出来事がたくさん起こります。全体的にゾーヤやミーシャの綺麗な姿に魅了されるし、世界観に引き込まれます。終始死と隣あわせの話ではありましたが、綺麗な物語でした。


妄想お金ガイド パンダを飼ったらいくらかかる?
北澤 功 (著)、日経ナショナルジオグラフィック (編集)

↑野生動物や動物園にいる動物を飼うとしたら1日もしくは月いくらかかるかを妄想で試算しています。シャチやラクダ、ライオンやアザラシなど、実際には飼うことはできないが飼ってみたらいくらかかるかという発想が面白かったです。しかも、必要な投資であればどんどんさせる展開にはフフッと笑ってしまうようなところも多々あり、筆者の動物への愛を感じました。チンパンジーと生活するためにパワースーツを購入しておくという展開には笑ってしまいましたが、なるほどなと思いました。


SDGsな野生動物のマネジメント: 狩猟と鳥獣法の大転換
羽澄 俊裕 (著)

↑野生動物が生息する地域の現状やこれまでの狩猟の歴史などが書かれており、カモシカ、クマ、シカ、イノシシ、サルの種類ごとに綴られています。後半は鳥獣保護管理法の混沌、鳥獣法のイノベーションなどについて書かれています。各問題について深掘りされており、野生動物の管理についてじっくり読みたい人におすすめ。なかなか難解だったので、読むのが大変でした。


地球グルメ大図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味
セシリー・ウォン (著)、ディラン・スラス (著)

↑地球上の珍しいグルメをまとめた本。イラストや写真もたっぷりあり、説明文も簡潔にまとめられていてサクサク読めて楽しいです。それでいてボリュームもあり、かなりの知識量。見たことも聞いたこともない料理や食材がたくさん載っており、ワクワクしながら興味をもって読みきることができました。


いきものづきあいルールブック: 街から山、川、海まで 知っておきたい身近な自然の法律
一日一種 (著)、水谷 知生 (監修)、長谷 成人 (監修)

↑生き物と自然と人間がうまく付き合っていくために必要な知識が詰め込まれた本。法律について詳しく記載されていますが、漫画で説明しているので読みやすいです。普段外を歩いていて何気なく目につく自然や動物に関わることにたくさんの法律や決め事があることに気づかされる良い本で、あまり気にしていなかった人や学生に読んでもらいたい一冊になっています。野鳥の捕獲や、飼育、魚釣りなどについてのタブーもよくわかって、マナーを守って自然を守ることの大切さに改めて気づくいいきっかけになりました。


どうぶつたちの給食時間
並木 美砂子 (著)

↑動物園での動物がどのように食べ物を食べ、飼育員(キーパー)が食べるための工夫をどのようにしているかが書かれています。野生下ではないため、食べる物の調達や選別、それを野生下のように食べてもらうためにいろいろな方法を考えることの大変さがよくわかり、今後動物園に行った時に動物のご飯の時間が違って見えてくると思います。エンリッチメントもさまざまな工夫や努力がみられる賜物だなと思いました。


走ることについて語るときに僕の語ること
村上春樹 (著)

↑ランニングをしているのと、村上春樹さんの作品に興味をもったことで今回この本を読んでみましたが、村上春樹さんの毎日のランニング習慣や走ることへの考え方を知って、小説を書きながらこんなに努力できるのはすごいなと尊敬しました。100kmのウルトラマラソンだけでなくトライアスロンまで出場されていて、苦難やトラブルがあるなかでも意味を見出だしてその後もしっかり走り続けている村上さんのポテンシャルには感動しました。読むと自分のモチベーションも上がるし、人として尊敬できる村上さんの考え方にも触れられてとても心に残る本となりました。


本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない
松本 大介 (著)

↑盛岡に展開するさわや書店の店員さんのお話。以前盛岡に住んでいたのですが、さわや書店にはたまにしか行かなかったことをこの本を読んで後悔しました。昔見たときにPOPへの力の入れ方や本の並びには独特なものがあるなぁと思っていましたが、この本を読んで、裏でさまざまな工夫や試みがされていることに気付きました。本屋を経営すること、他にはない本屋を作ることの難しさを知りました。本屋の未来が途絶えないよう願うばかりです。本書で紹介されているような読書会に参加してみたいなと思いました。


ツキノワグマの掌を食べたい! 猟師飯から本格フレンチまでジビエ探食記
北尾 トロ (著)

↑ジビエの食べ方や食べた感想がたくさん綴られており、大変興味深かったです。シカやイノシシなどの今では広く知られたものだけでなく、駆除されたり、罠にかかった珍しい生き物たちを食べた感想もあってとても面白かったです。カモやハジロ、カラスなどの鳥類の細かな味の表現も詳細に書かれていて、さらにテン、イタチ、キョン、アライグマの肉についてなど、たくさんの写真を添えて分かりやすく書かれており、興味をそそられました。ジビエと狩猟の世界を知るための本としてもとても楽しい一冊でした。


あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから
平 光源 (著)

↑今がんばりすぎて自分を追い詰めている人にとって救いになる言葉がたくさん綴られています。罪悪感にとらわれないことが、自分の幸せを見失わないこと、人生は登山のようなもので、登り続けてしまうことは登山ではなく遭難であり、下ることも大切ということなど、日頃追い詰められている人の心に優しく語りかけることがたくさん書かれている救いになる本でした。辛いときはもう一度手にとって読んでみたいです。


なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学
和田秀樹 (著)

↑明るく生きることは笑顔でいること、今より明日はもっとよくなっていると考えること、常にチャレンジしてみることなど、今を幸せに生きることについて書かれています。不安と向き合うこと、予期不安やネガティブ感情とうまく付き合うことについても書かれており、前向きに過ごすだけでなく後ろ向きな感情も認めてあげることが大切だということに気づかされます。物事の捉え方を変えれば、今より明日がずっとよくなるだろうなと思いました。


なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学
和田秀樹 (著)

↑人に優しくするにはまず自分に優しくすることが大切であり、ある程度は自分の思うままにわがままに生きてみて、我慢などを手放してみる必要があるということが書かれていて、なるほどなぁと思いました。自分に優しくできる人が他人のことを考える余裕ができ、相手の立場にたって物事を考えられ、相手の気持ちが良くなると、お互いいい気持ちで過ごすことができ、物事を前向きに考えられるようになるという効果が得られるとのこと。優しくなるためには自分に余裕がないといけないよなぁと改めて考えさせられました。


他に読んだ本、今読んでる本、これから読む本↓


思ったより読んだ本がたまっていて、書ききれませんでした。

最近は動物の本やメンタル系の本を中心に読みました。

これからは少しまた小説なども読もうと思っています。

ほとんどは動物の専門書などになりますが、他のジャンルもまた読んでいきたいと思います。

コーヒーやご飯にまつわる本も読みたいなぁと思っています。

そういった本で良い本がないか探してみようと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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