最近読んでいる本(19) #190
読んだ本のストックがたまってきたので感想を書き残したいと思います。
山登りはじめました2いくぞ!屋久島編
鈴木 ともこ (著)
↑「山登りはじめました」の続編で、屋久島などの山について書かれています。山のトイレ事情やガイドさん、山のルールなどについて詳しく書かれているので、とても参考になります。面白いご家族のテンションも相まって読み進めるのが楽しかったです。自然を守ることや自然を感じることの大切さ、豊かさを感じることができて、山登りへの憧れる気持ちがより一層強くなりました。かわいいイラストが楽しく、最後までスラスラ読めました。(あっちさんおススメの本😊)
こちら、沖縄美ら海水族館動物健康管理室。 世界一の治療をチームで目指す
岩貞 るみこ (著)
↑美ら海水族館の動物健康管理室の日々の奮闘を書き綴っています。イルカやウミガメなど大型の生き物だけでなく、ヒブダイなどの魚の治療に一生懸命取り組んでいる様子が伝わってきます。特にヒブダイの手術は想像できなかったので、魚にも手術をするんだというところから、そんな風に手術をするんだということも、詳細に書いてあったことから、楽しく読めました。世界的にも貴重な生き物がいる美ら海水族館の裏側を知れる面白い本でした。あと表紙がかわいい。
人生に「意味」なんかいらない
池田 清彦 (著)
↑軽い気持ちで読んでみたら、ダーウィンの進化論や宗教、生物の形質などを踏まえて人生に「意味」がいらないということを書いており、ボリュームもあって読みごたえがありました。後半は生物好きな人にはしっくりくるような例えや事例がたくさん書かれており、人間だけが生きることに意味を求めてしまう所以がわかった気がします。人生に意味を求めたり、役に立つことだけを考えたりするのではなく、今を楽しく生きることの大切さに改めて気づくことができました。
世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話
ボブ・エクスタイン (著)、藤村 奈緒美 (翻訳)
↑世界の本屋さんを素敵なイラストで紹介しており、その本屋にまつわるエピソードが比較的短い文章で綴られています。本屋さんのイラストがどれも綺麗で見とれてしまうし、写真でなくとも海外の本屋さんのあたたかさと魅力が伝わってきます。船や戦車を本屋にしているのも驚いたし、無人の本屋さんがあるのも海外の魅力だなぁと感じました。またレストランと本屋さんが一緒になっているところもあり、とても素敵だと感じました。巻末の最優秀店員にも癒されます。何度も見返したい魅力のある本です。(エリンギさんおすすめの本😊)
ガオガオきょうりゅうのよる (しばいぬチャイロのおはなし 2)
たるいしまこ (著)
↑しばいぬチャイロのシリーズ。恐竜たちとしばいぬチャイロ、ねこのシロが遊ぶお話。雨の日でもたのしくなるようなストーリーで、しばいぬチャイロや恐竜たちのかわいらしい姿が描かれており癒されます。結末もほっこりする展開でとても可愛らしいです。またこのシリーズの他の作品を読みたくなりました。癒されたい時ほっこりしたい時に読みたくなる本です。(あややさんおすすめの本😊)
アフリカで、バッグの会社はじめました: 寄り道多め、仲本千津の進んできた道
江口絵理 (著)
↑ウガンダでアフリカ布を使ったバッグなどを作って販売しているリッチーエブリディというブランドを立ち上げた仲本千津さんのお話。救える命を救いたいという気持ちで学生時代からその強い信念をもって行動してきた千津さんの行動力には脱帽しました。医師という立場ではなくとも自分ができることをアフリカに行って見つけて行動に移したこと、現地でシングルマザーの方たちを雇いその生活を救ったこと、自然に優しい素材を選んだことなど多くの面で「命を救う」ことを実現していて素直にすごいと思いました。このような大人になりたかったし、なりたいと思いました。
ローカル線で温泉ひとりたび
たかぎ なおこ (著)
↑たかぎなおこさんがローカル鉄道を乗り継いで旅行をしていくなかで出会ったご飯や銭湯、人、自然などを可愛らしく綴っています。たかぎなおこさんの本はいつ読んでもそのテーマに興味がわいてくるし、自分も行きたい!と思えるような素敵なイラストと写真で旅を綴っているのも、ワクワク感を感じられます。いろんなトラブルも含めて記憶に残る旅になるのが醍醐味だよなぁと改めて思いました。久々に旅行に行ってみようかなぁと思える素敵な1冊でした。
いのちの車窓から
星野 源 (著)
↑星野源さんのエッセイ集。2014年~2017年の人気絶頂期に書かれたエッセイが詰め込まれていますが、どこか身近で親近感のわく内容に読んでいてホッとします。芸能界の先輩とのほっこりする話や心に突き刺さるエピソードなども綴られており、楽しく読めました。星野源さんが普段みている光景や、ゲームや柴犬など好きなものについて触れることができ、「自分もこれ好きだな」ということに触れられていることも嬉しく思います。サクサク読めますが、心に残るエピソードがたくさん綴られていて、満足感のある本でした。(あややさんおすすめの本😊)
アフリカではゾウが小さい 野生動物撮影記
岩合 光昭 (著, 写真)
↑動物写真家の岩合光昭さんがボツワナ、ナミビア、タンザニア、マダガスカルに行き、その時に撮影したたくさんの写真とその時の体験を綴っています。アフリカの写真などはたくさん見てきましたが、今まで見たことがないような写真がたくさんあるだけでなく、見たこともない動物の写真もあり、とても楽しんで読めました。特にチーターが寝そべる姿やシマウマが岩でお腹をかく姿がかわいらしく印象に残りました。現地の様子なども温かく書き綴っており、アフリカの地域と自然にとても興味がわきました。岩合さんの写真をもっと見たいと思いました。
私の職場はサバンナです! (14歳の世渡り術)
太田 ゆか (著)
↑動物のいのちを守りたくてサバンナに渡った太田ゆかさんが紹介するサファリガイドの話。太田ゆかさんがどのような経緯でサファリガイドになったかや、サバンナの動物たちの紹介、動物たちの現状などが綴られています。サファリツアーは野生の動物たちを見て楽しむものだと思いましたが、そこに隠れた背景や自然の豊かさを肌で感じることの大切さをこの本を通じて知ることができました。野生動物と人間との関係性も改めて考えさせられる本でした。
世界をめぐる動物園・水族館コンサルタントの想定外な日々
田井 基文 (著)
↑日本で唯一の動物園水族館コンサルタントと名のつく仕事をしている田井基文さんの活動内容などが書かれていますが、動物園や水族館のあり方や雇用の問題点、動物の飼育や導入についての考え方が「これが読みたかった!」ということばかりで大変勉強になりました。動物園や水族館に一番近しくも客観的に見てきている人だからこそ冷静に動物園水族館のことを考えていることがよくわかりました。こういった意見や考え方をしっかりと理解して動物園や水族館について私たちも考えていかなければならないなと思いました。
動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー
片野ゆか (著)
↑動物園で飼育を担当する方々のエピソードをふまえて環境エンリッチメントについて考えており、飼育員のことを翻訳家として例えて、飼育員からみた動物との関係性や動物園での飼育の難しさについて書かれています。日本各地の動物園のペンギン、チンパンジー、キリン、アフリカハゲコウにまつわるエピソードが綴られています。たくさんの工夫や動物にとって快適な生活を目指した取り組みがされていることを改めて知ることができました。環境エンリッチメントを考えていくことは楽しくも難しいものだなということも改めて考えさせられました。(あっちさんおすすめの本😊)
他に読んだ本、今読んでる本、これから読む本↓
今回はアフリカの動物関係、水族館や動物園の話などを中心に本を読む機会が多かったです。
同じようなジャンルに固まったのは偶然です(笑)
これらの本の他にも、前回読書会でご紹介いただいた本がまだまだあるので、順次読んでいきます。
今から読む本はジャンルがバラバラなので、いろんな話に触れられると思うとワクワクします。
今月は読む時間があまり確保できませんが、ゆっくり読んでいけたらいいなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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