【ガチで凹んだ】「教え魔」に遭遇して、傷ついた話
「教え魔」という存在が、
ちょっと前に話題になった。
🔍教え魔とは
こちらから質問したり、尋ねたりしていないのに、
あれこれ、アドバイスしてくる人のこと。
全国各地の、ジムや
ボーリング場、ゴルフ場などに
出没するらしい。
私は日常的に、
ジムで筋トレをしているのだが、
そこでは教え魔の被害に
遭ったことはない。
おそらく、
見た目的に、何となく
ガチっぽい印象があるし、
特に教えることもないんだと思う。
（自分でも、筋トレのフォームは
結構自信がある）
しかし、ついに私も、
「教え魔」の被害に遭ってしまった。
それは、ジムに併設されている
プールでのこと。
私は、泳ぎが不得意だ。
小学校の時は、
息継ぎができないため、
５mしか泳げなかった。
最近、一念発起して
泳げるようになりたいと思って、
一応25m泳げるようになり、
水泳が楽しいと思ってきた矢先、
事件が起こる。
私は25m泳げるように
なったと言っても、
本当にギリギリだし、
片道泳いだ後、息が切れるので
すぐ引き返すことができずに、
ちょっと休憩してから、折り返す。
すると、その休憩中に、
いきなり話しかけてきた
女性がいた。
初級者レーンの隣、
上級者レーンからだ。
「あなたは、
手のかき方がよくない。
こうなっている（真似をしながら）
けど、これだったら
進まないでしょう？
こうやってみてごらん（実演しながら）。」
と言われたのだ。
いきなりのことで
面食らってしまったが、
スルーするのも感じ悪いし、
社交辞令（？）的な感じで、
「そうなんですか〜
まあ、息継ぎとかも
あまり上手くいってないんですよね」
と返したら、
「あら〜まずは
ビート板で練習しなさいよ。
とりあえず、
さっきの手のかき方で、
2〜3回やってみて」
と言われた。
この時点で、結構耐えられず、
泳ぎ始め、2〜3回かいても、
止まらずに前へ進んだ。
その後も、
何往復か練習するはずだったが、
胸のモヤモヤが取れずに、
１〜２往復して、
プールを出てしまった。
モヤモヤは、
ジムを出て、帰宅してからも続いた。
本当に気が晴れないので、
どうしてだろう？と自問自答。
「教え魔」被害、
いきなり知らない人に
あれこれ言われて、
鬱陶しい、ウザいと思う人は
結構いると思うが、
私の場合は、ウザいというより、
深く傷ついていることに
気がついた。
前述した通り、
私は、水泳が苦手だという
自覚がある。
むしろ、出来なさすぎて
水泳の授業はトラウマレベルに
嫌な記憶しかない。
でも、自分なりに
動画を見たりして工夫して、
綺麗な泳ぎではなくても、
25mをビート板なしで泳げて、
やった〜！できた〜！という
喜びがあった。
人と比べるのではなく、
自分の中では成長した実感があり、
それをモチベーションに、
ゆっくり試行錯誤しようと思っていた。
なのに、人にいきなりアドバイスされて、
自分の中では（一旦）満足しているのに、
ダメ出しされたような、
喜びに水をさされたような気持ちに
なってしまい、深く傷ついた。
上級者の方から見たら、
私の泳ぎなんて、
そりゃあダメな点ばかりだと思う。
手のかき方に関して、指摘されたけど、
息継ぎも、足も、フォームも、
何もかも問題があると思う。
でも、そんなこと
言われなくてもわかっている。
それに、人から言われたからと言って、
すぐに改善できるものではない。
理想的な歩き方のフォームはこれです、
と言われたからといって、
みんな、すぐに綺麗に歩けるようには
ならないのと同じだ。
また、自分の泳ぎ方を見られて、
そんな風に思う人もいるんだ、
と気づくことで、
今後、プールで練習するのが
恥ずかしい、という
気持ちにもなってしまう。
こういった、求めていないアドバイス、
人との関係性とか、その人の性格によっては、
「ありがたい」と思う人もいるようだ。
そのあたりの塩梅は、
ケースバイケースで、非常に難しいと思うのだが、
少なくとも、初対面で赤の他人に対して、
かけるアドバイスは、かなり危険ではないだろうか。
せっかく自分のペースで
楽しんでいた水泳を、
こんなことで、嫌いになりたくない。
プールに限らず、
全国各地で、このようなことが起きていて、
せっかく新しい挑戦をしていた人が、
嫌になってやめてしまう可能性がある、
と考えると、やりきれない思いだったので、
当記事を書きました。
この記事が「教え魔」の
目に止まることは、
もしかしたらないかもしれないけど、
もし、思い当たる方がいたら、
やめてほしいです。
アドバイスした物事について、
嫌いになってしまう人が増えると、
アドバイスの意味がなくなってしまう。
またプールに行くのは、かなり勇気が必要で、
もしかしたら、時間がかかるかもしれないけど、
諦めずに頑張りたい、と思っている。
そして、求められていないアドバイス、
安易にしてはいけない、と心に刻んだ。
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