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NHKEテレの「100分de名著」で
「宮本常一・忘れられた日本人」が始まった
これはテキストを買わなければと買って読むと
これが面白い😍
村落共同体が古臭い因習にしばられていると思ったら
大間違い😅
例えば対馬で村がどうやって出来たかを研究しようと
古文書を借りようと区長に頼むと
寄り合いに掛けて皆の意見を聞くという返事😅
しかしこの寄り合いが只者ではない
寄り合いには様々な村人20人程が集まって
雑談をしているようだがそうではなく
各層の村人が昔から伝わった同様な事例を
どうやって解決したかを皆で延々語り合い
3日掛かって古文書を貸すという結論がでた…とか
多くの「講」があり、色々な問題を寄り合いで話し合ったり
頼母子講という互助組織があり
自分たちで積み立てたお金を融通しあったり…とか

周防大島では、女性がある年齢になると
島外に出て奉公することが勧められていて
島の共同体を離れ何年か後に帰郷して
外の世界がどういう所かという情報を
持ち帰ることが歓迎された…とか
村落共同体(水利共同体)が閉ざされた世界ではなく
開かれた世界であったことが分かりました😍
現在の共同体は、自由であるべき個を束縛する体制として
否定的に捉えられ、相互扶助の精神も薄れていくようですが
どうなる水利共同体😧

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