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アーカイブ・三朝温泉の由来「白狼伝説」

三朝神社には「丸に違い矢」の紋があります

これは温泉を発見した大久保左馬之助の家紋から来ていると伝わっています

昔々、「平治の乱」で平家に敗れた源義朝の家臣大久保左馬之祐が、源氏再興の祈願をするため三徳山を目指して旅をしていました

そして三朝の郷に入ったとき

突然白いオオカミが現れました

「お、オオカミだ!」と驚いた左馬之祐は

とっさに腕に覚えの弓でオオカミを射殺そうとしましたが

「見れば年老いた獣、無益な殺生はならぬぞ」と、オオカミをそのまま見逃しました

するとその夜、眠っている左馬之祐の夢枕に妙見菩薩が現れ

ビデオカメラは下から上に動きます

「汝の生き物を思いやる心に感じいった。今日汝が白いオオカミに出会った所に古い楠の根株がある。汝がそこを穿てば、霊泉が湧き出るであろう。その湯で病気や怪我で苦しむ衆生を救うが良い」と告げました

翌日目が覚めた左馬之祐は、あれは正夢に違いないと楠の根株を探し出し

大きな根の近くを「えいっえいっ」と掘りました。

するとなんということでしょう。透き通って輝くようなお湯がこんこんと湧き出て来たではありませんか

左馬之祐は、すぐにこの事を村人に知らせました。その湯は村人たちによって「株湯」と名付けられ、以来850年以上も湧き続け、今でも多くの人達を癒やし続けているのです

温泉湧出は長寛3年4月8日と伝えられ、温泉を発見した大久保左馬之祐は、大久保大明神として三朝神社に祀られています

以上の切り絵は昔、商工会で作ったもので、朝日新聞のビデオコンテストに出品したら手作り感が評価され、奨励賞を頂いたものです
実際はカメラを動かして撮影したので動画になっています
先日、某noterさんに褒められたのでアップしました😅



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