![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114130505/rectangle_large_type_2_db865b00486e479916a515a8ee1becd5.jpeg?width=1200)
「ナガサキのおばあちゃん」を読んで
先日、送られて来たのはこんな本
送り主に心当たりが無かったので、とにかく読んでから
書いてある電話番号に電話しよう
と読み進めると
![](https://assets.st-note.com/img/1692791275016-sqIC9meIXY.jpg?width=1200)
子供が主人公で胸を打つ物語
![](https://assets.st-note.com/img/1692791287232-2KgZjwsJmC.jpg?width=1200)
ケンちゃんはお祖母さんと訳あって二人暮らし
![](https://assets.st-note.com/img/1692791303085-pWTe3tBFJ9.jpg?width=1200)
仲良しのタキもっちゃんと、ミカちゃんと三人で義兄妹の誓いをしますが
戦争が始まると、ミカちゃんは軍国少女に成長し
ケンちゃんはお母さんのいる朝鮮に渡り
戦況が厳しくなると
ケンちゃんのお祖母さんの家は、建物疎開の対象になってしまう
家が壊されることになって
タキもっちゃんが、ケンちゃんのお祖母さんの家の片づけを手伝っている時、空襲警報がなり
空が青紫色に光った
その後は、細かくプルトニウム爆弾の惨状を描いていき
![](https://assets.st-note.com/img/1692791314142-4FT5bjIycg.jpg?width=1200)
焼け野原になった街をさまようミカちゃんの見た惨状の描写に
地獄以上の光景に胸が潰れる思いになり
…ミカちゃんの頭にあるのは、ただ懐かしさと優しさに出会いたい…
…家に帰って父さんと母さんに会いたい…という言葉に
涙が溢れて声が出ませんでした
そこで送り主の高橋さんに電話をし、感想を述べましたが
高橋さんは作者の娘で、以前鳥取大学の美術の先生で
度々シェービングに来られ親しくなっていた方だった
私も去年家族で長崎に行ってこの物語の風景を見てきたばかりで
私の弟の妻のお母さんは、原爆で家族6人を失った人でもあった
核の使用が現実味を帯びて語られる今日
この児童文学を多くの言語に翻訳し
世界の独裁者に読んでもらいたいものです
皆様もぜひ一読を
ジャケットの写真は、今日は地蔵盆でした
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?