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この4年間私が取りつかれているのは
「伝統的大綱引きの起源」を探求していてたどり着いた
「水利共同体」の研究ですが
何か参考になる本はないかと調べていて見つけたのが
「水と森とお米の国」という本で、著者は高井和大氏😍
副題に「水を司る神様・貴船神社の宮司が語る日本人の自然観」とある

その中で驚いたのは、なんと天皇陛下が学習院大学の卒業論文に
「中世瀬戸内海水運の一考察」を書かれ
その後のオックスフォード大学でも「テムズ川の交通史」を著され
その後、ネパールのポカラを訪れた時
女性や子供が大きな瓶を手にして遠くまで水を汲みに行く姿を見て
水問題を考えられるようになったという記述😮
その後、紀伊の国の忰田荘の水供給の研究から
「中世以来の社会の発展には水路ネットワークが深く関わっており、私も長い時代にわたる、人々の水をめぐる営みや知恵により水への想いが現実のものとなったことに深い感慨を覚えました」という言葉や
「耕地面積とともに全国の人口は大きく伸び、現在の日本社会の基礎を形作って行くことになります
このように時代を越え、地域を越えて、人々の水をめぐる知恵や技術が進歩し、引き継がれ、やがて国の姿を変えていったことに深い感銘を覚えます」
という言葉に強く同意してしまった😍
そして天皇陛下の研究は、地球規模での水の循環へと進んで行くのですが
水を分け合い自然を畏敬する文明と、水を奪い合い自然を征服する文明との違いを考えさせられます
私は日本人とは何かは、稲作の水利共同体で8割は解明出来ると思っていますが
皆様もぜひ😍

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