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おすすめ本紹介⑤『沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲— アップデート・エディション』

こんにちは、バラ丸です!

今回はおすすめ書籍の第5弾の紹介をしていきたいと思います。

今回ご紹介する書籍はこちら!


沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲— アップデート・エディション

Webマーケティングの基本について、ポイント別の切り口で分かりやすく解説している書籍。
2015年に刊行された書籍ですが、直近の新たなエッセンスを加えた改訂版がこちらになります。

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内容はマンガ風のストーリー仕立てになっており、エピソード毎に詳細な解説ページを織り交ぜている構成になっています。

まずこの書籍で一番いいなと思った点はストーリーの主軸となる、ヒロイン・松岡めぐみの父親が経営するオーダー家具の販売会社「マツオカ」のWebサイトを立て直すというとてもシンプルで分かりやすい設定の部分。

さらにマンガ風に描かれているので、結構ページ数あるのですが、サクサク読めてしまう所です。

またストーリー中に出てくる各ポイントについて、各章の最後に詳細に解説をしてくれているので、いざ自身の運営しているサイトなどで実践しようとした時にとても便利に使えるように工夫されています

あとストーリーに出てくるキャラクターが個性豊かで、特に主人公の「ボーン・片桐」に至っては「そんなことあるかい!」と思わずツッコミたくなるようなシーンがたくさん出てくるので、ちょっと笑える内容で個人的にはとても好感が持てました。

公式でも謳ってますが、下記のような方々には読んで損はないと思うのでぜひ一度読んで見ることをおすすめします。

・Webマーケティングを初歩から学んでみたい方
・WebサービスやECサイトの成果が上がらず悩んでいる方
・Webサイトを通じて商品の「価値」を正しく届けたい方

内容的にはSEOやライティング、またSNSの運用といったことまで触れているので、ブログを運営しているブロガーさんにもおすすめ出来る内容だと思います。

各エピソード毎のポイントを説明します。


▼EPISODE 01 夜明けのSEOペナルティ解除

物語はヒロイン・松岡めぐみの父親が経営するオーダー家具の販売会社「マツオカ」のWebサイトが悪の組織「ガイルマーケティング」の罠によって検索の表示順位を下げられ、売上が急減する所から始まります。

そこに現れたのは伝説のWebマーケッター「ボーン・片桐」とそのパートナーである「ヴェロニカ」。
彼らがいろいろな側面からマツオカのサイトを復活させるというストーリにーになっています。

EPISODE 01では「現在のSEOの潮流を押さえる」というポイントで、SEOの最適化やGoogle Search Consoleの使い方などについて説明しています。
また不自然なリンクの対処方法なども掲載されています。


▼EPISODE 02 偽りと本質のWebデザイン

EPISODE 02ではWebデザインについて解説しています。
Webデザインの本質は”言葉”」として、どれだけデザインが良くても商品やサービスのストーリーが伝わらないとモノは売れないので、その視点にたったデザインについて説明しています。

ユーザーが知りたいことを羅列化して、その答えをデザインに落としていく。あくまで「コンテンツファースト」の考え方が重要になります。

あとは最近重要視されている「スマートフォンファースト」。
自分は現在アプリ開発のディレクターをしているので、この辺は確かにと重要だと実感しています。
最近はスマートフォンでの閲覧数が多いので、スマートフォンで見た時の見やすさを考慮するのがとても大事ということですね。


▼EPISODE 03 Webライティングは二度輝く

EPISODE 03ではライティングについて解説しています。

「人は論理で納得し、”感情”で動く」

この言葉、すごく納得させられました。
感情を文章に載せることで、相手の心を動かし、購入などの行動へつなげる。ライティングをするときはこのマインドが重要になるということです。

そのためには実際購入して頂いたお客様の声を掲載したり、写真や動画を使ってよりリアル感を出したり。
見ている人にこの商品はどんなにいいものかという「ストーリー」を見せることが重要なポイントになってきます。

自分も普段記事を書く上で意識したいと思いました。


▼EPISODE 04 逆襲のSWOT分析

EPISODE 04ではSWOT分析の重要性について解説しています。

SWOT分析とは

・プラス面(強み、機会)
 - 内部環境/外部環境

・マイナス面(弱み、機会)
 - 内部環境/外部環境

この現状のプラスとマイナスの点についてそれぞれ書き出し、それは内部環境/外部環境どちらからくる影響なのかを細かく分析する手法です。

リピーターが多い(プラス面)、流入経路が少ない(マイナス面)など、細かいレベルで書き出して、それが内部要因なのか外部要因なのかをはっきりさせると、改善のポイントが見えてくるということですね。


▼EPISODE 05 コンテンツSEOの誘惑

EPISODE 05ではSEOの詳細について説明しています。

SEOには大きく「内的SEO」と「外的SEO」があります。
内的SEOとは検索エンジンにサイト内のコンテンツを評価してもらいやすいように、タイトルタグや本文のテキスト要素を調整することをいいます。

一方、外的SEOとはそのサイトへの外部からのリンクを増やすことによってPV数を増やし、人気があるサイトだということを検索エンジンに伝えることをいいます。
外部から自然にリンクが貼られるようなコンテンツがベストということですね。

あとはドメインがサブドメイン型がいいのか、ディレクトリ型がいいのかなどの考察もしています。


▼EPISODE 06 コンテンツマーケティング攻防戦

EPISODE 06では「感情を動かすコンテンツを作る」という視点で説明がされています。

人間には6つの感情「喜ぶ・悲しむ・怒る・恐怖/不安に思う・嫌悪する・驚く」があるとされています。

根本的に人間は「快楽を好み、痛みを嫌う」生き物なので、痛みを伴わないコンテンツの方が広くシェアされる傾向にあります。
誰かを不幸にするコンテンツはほとんどの人は見たくないということですね。

あとはシェアされやすいコンテンツのパターンを一覧でまとめてくれているので、実践でもすぐに活かせると思うのでぜひチェックしてみて欲しいです。


▼EPISODE 07 真実のソーシャルメディア運営

EPISODE 07ではSNSの利用について説明されています。

どんなに良いサイトでも露出がなければ見てもらえない
露出起点を増やすためにもぜひSNSは活用するべきですよね。

本書では特に「Twitter」の利用を進めています。
Facebookとの比較をしていて、Twitterの「匿名性」が気軽にシェアを行えるので、日本人には相性がいいのだそう。

Twitterを運用するうえでのコミュニケーションの取り方や、フォローする相手の選び方など実践できるノウハウが掲載されています。


▼EPISODE 08 G戦場のレンタルサーバー

EPISODE 08ではアクセス数が増加した時のリスクについて説明されています。

使用しているサーバーが「共有サーバー」で同時接続数が低く設定されてしまってるとアクセス数が増加した際に503エラーとなってサイト自体見られなくなってしまうというリスクです。

個人でブログなど運営している範囲であれば特に問題はないと思いますが、そこそこアクセスが見込まれるサイトを運営している場合、かなり重要な内容になってきます。

共有サーバー/専用サーバー/クラウドサーバーの違いについても説明されているので、知識として持っておくだけでも後々役に立つと思います。


▼EPISODE 09 さらばボーン!沈黙の彼方に!

悪の組織「ガイルマーケティング」と「ボーン・片桐」との最後の決着が描かれています。

ストーリーのラストがどうなったかは、ぜひ読んで確かめてみて下さい!


▼まとめ

冒頭にも書きましたが、本書はマンガ風にストーリーが進んでいくので、とても読みやすいというのが特徴です。
(自分もサクッと読めてしまいました)

解説も分かりやすく書かれていますし、まだこれからWebに関わろうとしている方にもとてもおすすめの1冊です。

あと読者限定特典があって、本書に掲載されいるリンクにアクセスすると限定ページにアクセス出来て、そのページからは本書で紹介しているマインドマップのダウンロードや各種ツールへのリンクなどが行えます!
自分もアクセスしてみたんですが、使えるツールがたくさんあるので、購入された方はぜひアクセスしてみて下さい。
(このページ自体も定期的に新しい内容が更新されるようです)

サイトを活性化させるヒントが詰まっていると思うので、Web運用に関わっているあなたはぜひ手にとってみてもらえればと思います!

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