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商い一筋、切なくとも幸せに至る物語
こんにちは。ここ数日の気温の低下にとうとう体調を崩してしまいました。
皆様もお気をつけください。
今日は先日の読書会で読み終えた作品を紹介します。
読んだ本の紹介
出版社 : 角川春樹事務所
発売日 : 2023/8/25
文庫 : 320ページ
この本を選んだ理由
本編が終了して、寂しいなと思っていたところにサイドストーリーの短編集。待ってましたとばかり図書館に入るとすぐ借りました。
あらすじ
シリーズを彩ったさまざまな登場人物たちのうち、四人を各編の主役に据えた短編集。五鈴屋を出奔した惣次が、如何にして井筒屋三代目保晴となったのかを描いた「風を抱く」生真面目な佐助の、恋の今昔に纏わる「はた結び」老いを自覚し、どう生きるか悩むお竹の「百代の過客」あのひとに対する、賢輔の長きに亘る秘めた想いの行方を描く「契り橋」商い一筋、ひたむきに懸命に生きてきたひとびとの、切なくとも幸せに至る物語。
感想
本編も登場人物が丁寧に描かれているものの、脇役と呼ばれる人たちの生い立ち、そこに至るまでの経過はなかなか突っ込んで書かれることは少ないです。
そんな脇役ながらも、主人公が輝く脇でしっかりとした存在感のあった人物たちのストーリーが本作品でしっかり描かれているのは、このシリーズのファンとして、嬉しい限りです。さらに上下巻でまだ下巻もあるというので、下巻では誰が取り上げられるのかも今から楽しみです。
嬉しいことに著者の作品の多くが映像化されていますが、この作品も映像化が決定しました。本作の良さをさらに発信していただけることを期待しています。
いつも拙い記事を読んでいただき、ありがとうございます。
週末の土曜日、あなたにとってかけがえのない1日となりますように。
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