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戦時下に愛と正義に賭ける夫婦

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昨日観た映画の記録を残したいと思います。この「スパイの妻」は劇場で観たかったのですが、コロナ禍で見逃した作品の一つです。ベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作品ということで、かなり期待をしてみました。(見出し画像は映画comからお借りしました)

結果は太平洋戦争下で生きてきた親を持つ私が、戦後育ちということで戦争について聞かされてきたこと、それに対する自分なりの思いと照らし合わせると、戦時下での愛の過酷さが描かれていないように感じました。

さらに当時の一般大衆は当時の政権に対し反発する力などなく、ただ戦争が終わるのを待っていた時代に、恐ろしい道へと進んでいくことを知り得た人がこうも簡単にと思える展開だと思います。

唯一印象的だったのは、日本人が好きな光と影(闇)を意識した、古典的な様式リズムでの演出でした。

2020年6月にNHK BS8Kで放送された黒沢清監督、蒼井優主演の同名ドラマをスクリーンサイズや色調を新たにした劇場版として劇場公開。1940年の満州。恐ろしい国家機密を偶然知ってしまった優作は、正義のためにその顛末を世に知らしめようとする。夫が反逆者と疑われる中、妻の聡子はスパイの妻と罵られようとも、愛する夫を信じて、ともに生きることを心に誓う。そんな2人の運命を太平洋戦争開戦間近の日本という時代の大きな荒波が飲み込んでいく。蒼井と高橋一生が「ロマンスドール」に続いて夫婦役を演じたほか、東出昌大、笹野高史らが顔をそろえる。「ハッピーアワー」の濱口竜介と野原位が黒沢とともに脚本を担当。「ペトロールズ」「東京事変」で活躍するミュージシャンの長岡亮介が音楽を担当。第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。(映画com解説)

どんよりとした曇り空の中、ぐんぐんと気温が上がってきました。
今日という1日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。

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