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沖縄の資料整理とオンラインオペレーター (5-50)

昨夜早くに横になったのですが、朝方からグッと冷えてきてたまらず起きてしまいました。今晩はもっと厚いもの掛けて寝なければと思っています。

昨日はドライブでも行こうと思っていましたが、1昨日実家から思わぬ営繕が出て、出鼻を挫かれてから気が乗らなくなり、思い切って読書に没頭、2冊読み終えました。

作品は第163回芥川賞を受賞した「首里の馬」「破局」です。

まずは高山羽根子さんが受賞した「首里の馬」

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この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。(Amazon内容紹介より)

「この島のできる限りすべての情報を守りたい―。いつか全世界の真実と接続するように。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが胸にせまる。第163回芥川賞受賞作。」と帯に描かれています。

SF短編集で賞を受賞し、デビューした著者が沖縄に眠る資料・記録の整理を手伝う女性と、今は幻と言われる宮古馬を描かれたのには何か深い思いがあるのではないか、そう期待しつつ読んだのですが、それに対する答えは出ないままお話が終わってしまい、私としては不完全燃焼です。

ネットという便利なツールによって、世界中の誰とでもいつでも繋がりことができる現代で情報共有が簡単であることが、本土決戦という沖縄の悲惨な戦争歴史を、未だ世界で繰り返される戦争地域に対して発信可能としているなら、有益なことに間違いないでしょう。

私がこの作品で得た感想は以上でしたが、芥川賞の受賞で多くの方が読んでおられると思います。ここからがこの著者と向き合う出発点だと考えています。

今日は敬老の日ですね。最近はこの祝日が動くので、忘れそうになります。愚息たちがきちんとお祝いを伝えてくれて、ほっとしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日という日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。


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