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桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

借りていた本が一段落ついたので、映画を1本観ました。
今日はその感想です。

観た映画の紹介

映画com借りました

制作:2021年 日本
上映時間:77分
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2021年11月12日
文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」長編映画実地研修完成作品

この映画を選んだ理由

樹木の剪定には、それぞれの木の特性に従って対処する必要があるという戒めから転じて、人との関わりにおいても相手の性格や特徴を理解しようと向き合うことが大事であることを指す、ことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」から取った「梅切らぬバカ」を題名を見た時から、きっと深い人間考察の映画だろうと期待していました。やっとNetflixで配信があり、観ることができました。

キャスト・スタッフ

キャスト:加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子、斎藤汰鷹、林家正蔵、高島礼子ほか
監督・脚本:和島香太郎

あらすじ

山田珠子(加賀まりこ)は古民家で占い業を営みながら、自閉症の息子・忠男(塚地武雅)と暮らしている。庭に生える梅の木は忠男にとって亡き父の象徴だが、その枝は私道にまで乗り出していた。隣家に越してきた里村茂(渡辺いっけい)は、通行の妨げになる梅の木と予測不能な行動をとる忠男を疎ましく思っていたが、里村の妻(森口瑤子)子(斎藤汰鷹)は珠子と密かに交流を育んでいた。珠子は自分がいなくなった後のことを考え、知的障害者が共同生活を送るグループホームに息子を入れることに。しかし環境の変化に戸惑う忠男はホームを抜け出し、厄介な事件に巻き込まれてしまう。

映画com解説抜粋

感想

自閉症の息子を持つ加賀まりこ演ずる山田珠子はとても印象的で、こういうテーマは難しいと思われるのに、彼女はとても明るくいとも簡単に演じていた点に感動しました。もちろん、出演している役者さん一人一人の役柄と演技が際立っている秀逸な映画です。

障害を持つ人と持たない人との生活の中で、多くの場面で亀裂を生むことは知っているし、そういうことにもっと皆が向き合うべきというのも誰もが頭ではわかっていると思いますが、現実は難しくこういう映画が作られるのも頷けます。

けれど今母の病で悩む私には、未来を案じるのではなく今を大切に生きることの大切さを力強く答えてくれた、そんな映画になりました。

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