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人が居つかない家の恐怖が3度襲う

こんにちは。昨夜自宅に帰り、本日から自宅での生活に戻りました。
台風7号もまた大きな爪痕を残して去りました。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

実家と台風のおかげ(?)で、貸し出し本3冊目を読み終えることができました。


1読んだ本の紹介

出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA
発売日 ‏ : ‎ 2023/6/30
単行本 ‏ : ‎ 320ページ

2この本を選んだ理由

「一級品の恐怖と騙し」という帯の謳い文句にまんまと惹かれて読み始めました。

3あらすじ

第1話「あの子はついてない」母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。妹の面倒を見ながら、新しい学校に馴染んでゆく茜里だが、家の中で奇妙なことが起こり始める。知らない髪の毛が落ちている。TVが勝手に消える。花壇に顔の形の染みが出来る。ささやかだが気になる出来事の連続に戸惑う茜里。ある夜カーテンを開けると、庭に見知らぬ男性の姿が――。
第2話「その家には何もない」不動産仲介会社に勤める朝見は、大学の先輩でフリーライターの高田に「曰わく付きの物件」を紹介して欲しいと頼まれる。次々に貸借人が入れ替わる家の話をしたところ、「内覧したい」という高田に押し切られて現地へ向かうことに。そこは最近まで中学生の娘と母親が暮らしていた庭付きの一軒家だった。
第3話「そこにはいない」その家にはなぜ人が居つかないのか? 新たな住人をきっかけに、過去の「ある事件」が浮かび上がる。

Amazon内容紹介

4感想

ミステリーなので詳しくは書けませんが,他者の日常生活を脅かす人間と幽霊,本当に怖いのは幽霊?,人間?という究極のホラーを、わずかな登場人物たちと限定された借家という場所で、多くの背景や人間の心理描写で見事に描き、この暑い夏にぴったりの作品でした。

私もアパートに住んでいるわけですが、現実に次回借りることになれば、せめて内覧時に「過去に何か自然なことありませんでしたか?」と確認すべきかなと改めて思いました。(はっきりと答える業者もないとは思いますが)

この著者の作品は「花束は毒」に続いて2作品目ですが、いずれも面白く次回作品も楽しみです。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

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