Interlude(Adonis twist No.2)
※このnoteは当店のInstagramにアップしたカクテル解説になっています。
<Instagram>
https://www.instagram.com/p/Cb6iu1Xv7mD/?utm_medium=copy_link
先日のアドニスチャレンジ第2弾。たぶんこれで最後です。
まずはレシピ。
Interlude
<stir>
フィノシェリー(Gonzalez Byass / Tio Pepe)40ml
ミネラルウォーター (pH7.0 Mg30)15ml
トリプルセック (Marie Françoise) 5ml
カシス (Alain Verdet )1tsp
ピーチリキュール(Marie Françoise)1.5tsp
アブサン(Pernod)1dash
ビダーズ(Angostura)1dash
で、”Interlude”のコンセプト。
1. だいたいのBARなら用意できる(と思われる)材料だけを使ってアドニスを捻る。つまり自家製の使用も特殊ツールの使用も一切なし。
2. ”Interlude”(幕間)の示す通り、劇の幕間ていどの時間でストレスなく飲め、かつしっかりと存在感を残せるデザインにする。
以上の2点。
※ストーリーに上げた時は”Adonis statue”といういまいちなネーミングにしてしまったのですが、そこはご愛嬌ということで。
まず歴史的考証と2からシェリーはフィノ (ドライタイプ)をチョイス。
同じく2から、舌に乗せた時に15分程度でも愉しめるというところにポイントを置いてスウィートヴェルモットをフェイクで作るという事に。
頭で香味を分解、手近なもので再構築したレシピを作成。同時に1のコンセプトも浮かび上がってきたので自家製と特殊ツールの使用は無しに。
だいたいのBARならおそらく再現可能なレシピになっていると思います。
各材料については銘柄表記しましたが、これらは当店で使っているものというだけで「この銘柄でなければならない」という事は無いです。まあ他店で僕が作る事になったらレシピ調整はするけど。
あと、敢えて言えばちょっとクオリティ高めのリキュールを推奨します。たぶんそこまで気にしなくても大丈夫かと思いますが。
唯一はミネラルウォーターかもしれない。
超軟水でアルカリに振れているのは使わない方が良いかな、というくらい。
でもまあ15ml程度なので何を使っても大きな変化はないはずだからここは僕の好みと自己満足かもな。
眠れなくて羊を数える代わりにベッドの中でなんとなく考えていたら降りてきた。
ありがたいけどこうなると書き出して練り始めるがゆえ余計に眠れなくなるのが困りもの。
しかし試作1回。これは”After hours”で下地ができていたおかげだろうな。それでも我ながら久しぶりのクリティカルですね。
他人の評価は分かりませんけど。
もし作ってみた方がいたら感想頂けると幸いです。
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