ズームシステムカメラ PENTAX MV1
1979年に発売された絞り優先AE専用カメラです。
PENTAXのMシリーズはコンパクトボディなので気軽に持ち出すことが出来ます。
発売当時のキャッチコピーが「ズームシステムカメラ」という事ですが、Kマウントのレンズであれば普通に使えます。
■絞り優先AE
絞りを決めたらシャッタースピードはカメラ任せです。
電池なしで1/100秒とバルブを使えますが、使う機会はあまりないと思います。
MV1は撮影時のシャッタースピードがどこにも表示されません。
AEなので適正露出で手ブレの心配がなければ知らなくても良い情報です。
この割りきった作り、私は結構好きです。
シャッタースピードが表示されないかわりに、露出に関しては3つの色で教えてくれます。
シャッターボタンを半押しするとファインダー内の左側に赤・緑・橙(黄色?)のいづれかが点灯します。
緑色になるように絞りを合わせます。
赤→露出オーバー
緑→適正露出です
橙→露出アンダー、または手ブレの恐れがあるので、三脚使いましょう
シャッタースピードはある程度コントロール出来ます。
適正露出(緑)の範囲はある程度幅があるので、赤に近い緑で速め、橙に近い緑で遅めのシャッタースピードになります。
まぁ、書きながら思いましたが必要ないかもしれません。そこを頑張るカメラではありません。
■露出補正
巻き戻しクランクを持ち上げると+-の円盤があります。
こんなところにあったら間違えて蓋開けちゃうじゃん! と思いながら慎重に回していきます。
+1段、+2段、+3?…目盛りを通り越して回ります。
あれ?と思ってるうちに円盤が一周してしまいました。
今度はファインダー覗きながら回してみました。が、いつまでたってもLEDの色が変わりません。
???です。
方法間違ってました。
露出補正はISO感度設定ダイアルで行います。
+と-の間にある印をフィルム感度に合わせ、さらにボディ側の印に合わせます。
巻き戻しクランクは持ち上げずにISO感度設定ダイアルを持ち上げて回します。反時計回りで+補正になります。
補正を戻すには、同じようにISO感度設定ダイアル回して円盤の印をボディ側の印の位置に戻します。
■モータードライブ
あります。もちろんありますよ。
もちろん連写なんてしませんが。
単3乾電池がたったの4本で動きます。
■まとめ
あまり人気のない絞り優先AE専用カメラ達の中で一番好きな機種です。
特にシャッター音がしっかりとしているのが良いですね。
発売から40年経っていますが、ちゃんと動く個体が多いと思います。
シャッタースピードにこだわりなく、気軽にフィルム一眼レフを楽しみたいのならオススメの一台です。
■MV1で撮影
最近はモノクロネガフィルムでしか撮ってないです。
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