仕事をしながら、子育て、不動産賃貸業、複業、その他諸々取り組んでいます。夫の理解がない中、一人で活動してきました。見た目とは違い、わりと肝は据わっていると言われます(苦笑)。不動産賃貸業に興味を持ったキッカケ、それは子供が生まれ将来に不安を感じたため。

サラリーマンの一般的な家庭に育ちましたが、幼い頃から趣味は貯金。なぜか早く親から自立したいと思っていました。内定をもらえず卒業と同時に社会人スタートできない人が多くいる、そんな就職氷河期に社会人になりました。時代背景が世代の価値観を植えつけることもあるかと思っています。

不景気に社会人になった私たち世代は、他の世代と価値観が少し違っているかもしれません。保険のような安心できる預金等がないと不安でたまらない。

社会人になり、毎月の積立貯蓄は円建てではなく、もちろん外貨建て。それでも20代はブランドバッグや装飾品が欲しくて、使いもしないのに無駄遣い。梯子飲みでアルコールが抜けないまま出社するという日も多々ありました。

出産準備時期から出産後も、出費が増えていく一方でした。育休中で自分の収入も激減、もともと安月給でしたが育休中の手当額といったら、それはもう笑ってしまう様な額で、毎月預金が減っていくことが不安でたまりませんでした。

「何とかせねば・・」と思い、資産形成の本を読み進め、不動産投資を知りました。賃貸業であれば土地・建物という現物資産があり、時間的にも自由度が高く、子育て中の私にもできると確信しました。気が付くと心は決まっていました、「不動産を購入してお金に働いてもらおう」。

一重に不動産賃貸業と言っても、戸建・区分・1棟・店舗、エリアも全国を対象とするのか、限られたエリアにするべきか、ターゲットを絞らなければ探せない。条件に絞り、物件探しを開始。

不動産は夫婦で取り組むべきだと分かっていましたが(特に女性の場合)、私は無理でした・・。少し話はしたものの、頭の固いパートナー。

始めから理解してもらえるなんて思っていなかったので、いざとなったら離婚も視野に入れ決断しました。相手に迷惑は掛けない、責任は自身で取れる範囲(自分の収入で返済できる金額を割り出し)物件探し、1棟目は家族に伝えず購入。

銀行の面談も、決済当日も0歳児の子を連れていきました。子連れなんてドン引きされるかと思いましたが、その時の私は「見たくれなんて気にしない、そんなこと気にしてたら前には進めない」と思っていました。冷たい視線を感じることも多々ありましたが、思いの外、周りの方は子供をあやしてくださったりと暖かく、その時にお世話になった方々には感謝してもしきれません。

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