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【レポート】非合理なお金とは。お金は何から生まれ何に使われるのか?(事前オンライン説明会vol.1)

ちょっと時間が空いてしまいましたが、第1回オンライン説明会の所感を置いておきたいなと思い、キーボードを打っています。
こんにちは、事務局の間藤(まとう)です。



ぽつぽつ入る申し込みに、当日はどんな人たちが来てくれるんだろうかとワクワクしていた1回目。大学生の方、会社員の方、設計事務所にお勤めだったり、介護福祉士さんだったり、議会、NPO、ジャーナリストの方もいらっしゃいました。そういえば、休学中で模索中という方もちらほら。普段いろんな現場にいる人が「場」「発酵」というキーワードに関心を寄せてくださっていることに改めて驚きながら会が始まりました。

個人的に印象的だったのは、「場づくり」ってちょっと疲れたなあという方が入ってくださっていたこと。そういうもやっとや、やりきれなさや、無気力感もここに持ち寄りたいなと思っていた私には、とても嬉しい一言でした。




前半はご案内の通り「場の発酵研究所」への思いを藤本と坂本から少し、共有。

すでにあるものに「手入れする」。

場づくりもお酒と同じ、
無から有を生み出しているわけじゃなく刹那的に立ち上がるのではないか。

醸されるための待ち方。

合理性の反対側を見つける時間。


チャットを使って意見や質問をいただきながら、耳障りは優しくともなにか引っ掛かりが残るような、そんな言葉が聞こえていた気がしています。


改めて、場の発酵研究所の特徴は大きく3つ。

特徴1

多様なゲスト→後半のゲストは未定
(みんなで決める・内容もつくっていく)

特徴2

参加費の一部を積み立てて、研究費にする。
9月以降に各自・またはチームを組んでプロジェクトを検討

オープンプレゼン大会の実施

投票後、研究費を各プロジェクトに還元

特徴3
全国各地の実践者が第三者:フェローとして関わる
FBグループやzoom、メンタリングなども可能


この辺り、もう少し詳しくHPに記載してありますが、わからないことはメールでも次回以降の説明会でも、お気軽にご質問くださいね。
HPはこちら



さて、後半のテーマトーク。記事のタイトルにもある通り「お金」を軸に少しだけ、皆さんとお話をさせていただきました。


何かの対価として物々交換的に支払われているお金ですが、本体に価値があるのかと問われれば、(誤解を恐れずにいうならば)あれはただの紙であり鉱物です。みんなが信じているからあの四角は1,000円であり10,000円なのです。

一方で(という枕詞が正しいのか分かりませんが)あの紙たちは、例えば「頑張って!」の応援や「ありがとう」の感謝を見える化してくれるツールでもあるような気がします。「そう思うと“定価”が決まっているのは選択を妨げている可能性もあって、グラデーションがあったらと思うことがある」、そんな話もあったように思います。
そしてこれはWeの市民革命という本に出てきたのですが、コンセプトや姿勢に惹かれて企業や商品を選ぶこと、逆に選ばないことは、お金を通じた意思表示であって、買い物は投票であるという話が載っています。お金は、エネルギーであると。

今回最初の問いかけに「たとえば、クラウドファンディングのようなお金の使い方は非合理なのかもしれない」という一文がありました。

プロダクトは少し割高、かつ納期不透明、かつ完成度が低い可能性があり、合理的に考えると出資しないと思います。でも、おもしろそう、発案者とつながってみたい、参加してみたい、プロジェクトのこの先が見たい、など不確定要素の多いけどワクワクする何かに対してお金を使う、いわば非合理なお金の使い方をしていると思います。





さて、お金を使う上での合理性とはなんなんでしょうか。


藤本曰く「ちょっとふわっとしてしまった(後日のスタッフミーティングにて)」とのことですが、改めて普段使っている「お金」という概念や言葉を考えてみたら、なにも「場」だけが掴みどころのないものなわけではないなあと、私も未だぼんやり感じています。

でも少なくとも今は、「自分はここに価値がある」という意思を持って使うお金を増やしたいと思っています。それは個人的には、普段大好きでやまない古民家に感じる気持ちと似ているかもしれません。

「これが好きだから使う」と「生きていくために必要だから使う」、どちらも無視できないのは事実ですが、「好き」から生まれて「好き」に投資できるお金というエネルギーを絶やさずにいたいというのが、今の私の思うところです。



で。今回の説明会を経て場の発酵研究所では、参加費にグラデーションをつける、ちょっとした社会実験を試みます。
つまり「もう少し、参加を自由にしたらどうなるのか」ということ。

1.  特待生参加:100,000円(税込)
2.  一般参加   :120,000円(税込)
3.  一般(応援)参加枠:140,000円(税込)
4.  学生参加枠:80,000円(税込)

※いずれも
全18回の講座参加費
みんなの研究費(15,000円)
期間中のメンタリング / 相談(1h程度)すべての費用を含みます。


1. の特待生参加については、申し込みフォーム以外に別途「研究計画書」を提出いただき、選考させていただくというプロセスがあります。
  ① 場の発酵研究所において研究したいテーマ
  ② 検証したい仮説
  ③ 研究方法 / 研究計画
  ④ 研究の成果イメージ / 影響」
をA4一枚以上で、申し込み時にご提出ください。「ちょっと面白そうじゃん」「育成や普及に協力したいと思っているよ」という方は、一般(応援)参加枠にぜひ。それぞれ、参加中の特典にはいっさい変わりがありません。

ここからどんな化学反応が起こっていくのか、一緒にたのしんでいただければ幸いです。



▷オンライン説明会 vol.02
5月11日(火) 20:00〜21:30
生活と仕事とボランティアと趣味と遊び、境界線はどこに?
https://fb.me/e/P9uxmhGk

▷オンライン説明会 vol.03
5月16日(日)9:00〜10:30
住まい、という場づくり。大きな視座と小さなアクションについて
https://fb.me/e/1hbfSXiB8

▷オンライン説明会 vol.04
5月17日(月)20:00〜21:30
場の発酵研究所公開座談会(フェローとのお話会)
https://fb.me/e/iPgyKksKG


▼本講座イベントページ
https://fb.me/e/yzuAagfE
▼ 場の発酵研究所について詳しく(LPページ)
https://peraichi.com/landing_pages/view/banohakkokenkyusho

いつもご覧いただきありがとうございます。一緒に場を醸し、たのしい対話を生み出していきましょう。