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営業活動再開

最近、仕事では毎週一回は営業に出るようにしている。やはり、必要に迫られて、必死になる時に人というのは動き出す。得意先だけでなく新規顧客も訪問しているが、馴染みのない顧客を訪問するのはやはり億劫になる。どうせ相手にしてもらえないと思うし、うっとおしいと思われると考えるからである。

しかし、ここで意外にも新卒で入った会社の営業での経験が活きていると感じる。入社して間もなく右も左もわからない時にいきなり顧客回りをした経験である。受注が多い顧客でも何もわからない新人に対しては丁重に扱ってもらえないのは、顧客も忙しい中で貴重な時間を過ごしているから当たり前であった。新人の頃は、ただ回ることが使命と思っており、その時は何かとにかく売ろうと思っていたのかもしれないが、実際に営業とは何か、自分が何を売りたいとおもっているかもわからなかったのではないかと推測する。

この相手にされないというところが社会人になって一番強く学生時代と違いを感じたところであり、お金という要素が入るとこれほどまでに人の対応というのは違ってくるのかと後になって学んだ。だけれども、この経験があったからこそ、相手にされないというのは当たり前ということがわかり、営業にでることに抵抗はないと言えるのかもしれない。

自分は就職活動もスムーズに行かなかったし、営業でも難しさを経験した。そして、アメリカで在学中、マーケティング調査で企業に電話での調査を行ったり、知らない人にいろいろお願いをしたというのも自分にとっては苦労の経験であった。意外にもアメリカの人は学生に対しては寛大で予想したよりよく話を聞いてくれたが、言葉の壁があり難しい部分があった。苦労という苦労ではないが、こういったうまくいかなかった経験というのも、無駄ではなく役に立つことであると言えよう。

お客というのはいくらこちらが売り込んでもお客が必要な時しか購入しないということがわかってきて、ただし、欲しくなった時に選択肢として知ってもらういわゆる広告塔になるということが営業の大きな役割だと認識している。参考にしているのは、国会議員の草の根の活動である。彼らが言うのは地元で地道に足を運ぶということが選挙のカギを握るとよく言う。国会議員なんて知っている人が特にたいそういるわけでもないから訪問するだけでけっこう印象に残り結果的にその人に投票してしまうことも多い。電話やメールだと煩わしいから、効率は悪いがやはり訪問が効果が大きいように思う。

営業、婚活、全てにおいて出会いの機会はナンパと同じようなものでどこでどうつながるかわからない。みんな言葉の概念にとらわれてナンパや出会い系サイトは嫌だと言うが、学校でたまたま同じクラスになる人との出会いと何が違うのかと自分は今まで思ってきた。あまりに相手にされないのは精神的に苦痛であり改善や工夫が大事だが、どんどん飛び込み、萎えず続けられるということが営業の大事な要素でないだろうか。

まだ、営業で成果を上げているわけではないが、あきらめず、しつこく地道に続けていきたいと思う。そして、今感じるのは手ぶらでいっても意外に話を聞いてくれて、新しい人と話をするといいのはけっこう楽しいということがわかってきた。何事も成果を上げるには地道にコツコツが大事であり、簡単にあきらめないで続けるということも苦しかった経験があってこそである。ここにきて営業の経験が活きるとは思ってもいなかったが、自分が営業に向いているかどうかは未だにわからないが、仕事において営業というのは最も大事な活動の一つであり、また実際にはただアプローチする勇気だけでなく、いろいろな知識が必要になってきて楽しめる部分であるから、ずっとなんらかの形で携わりたいと思う。

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