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経済学疑問解決プロセス

先日天気への期待が大きな落胆を生むというようなことを書き、インフレ期待という経済の概念を出した。
経済の話では、

実質金利=名目金利-インフレ率

というフィッシャーの方程式と言われるものがある。

わかりやすく言うと、お金を銀行に預けた場合、言われた利子率(名目金利)で何年後かに利子をもらっても、それ以上に物の値段が上がっていればお金の価値は小さくなり、実際の利子率(実質金利)は低いということである。

例えば、100万円を預けて、年の利子率が5%だったら一年後に105万円になっても物の価格が上がっていれば、その5万円の価値は実際には小さく、インフレ率の影響を受けるというものである。

この方程式の数式を変換すると、名目金利=実質金利+インフレ率になるが、この実質金利というのはどうやって決まるのかということを考えてしまい、またいろいろ調べ始めて袋小路になってしまった。例えば、銀行はその実質金利をどう算出して、名目金利を決めるかといったことである。銀行がそれを実際にするかどうかは別で、わかりやすくするためにこの銀行視点の例えを出してみた。

調べてみると、実質金利は自然利子率という経済学の考え方に近いものということがわかり、その自然利子率を決めるには財の均衡曲線であるIS曲線やフィリップス曲線の考え方が出てきてまた難しくなってしまった。そして、また貯蓄と投資の一致の概念が出てきて、いろいろ自分の中で納得するために頭の中でぐるぐる考えて一応納得させるということをやった。これ以上考えると日常生活に支障がでてくるので、ここでストップして後は経済学の専門的な話になり、そこは専門家に任せる。

結局のところ、自分の中では、貯蓄と投資は概念的には必ず事後的に一致するが、一致しない時は政府投資、税金、輸出入の概念が登場する場合か、在庫投資の概念が登場した場合しか考えられないと結論づけている。

なかなか、三面等価の原則の国内総生産、国内総支出、国内総所得を使って、貯蓄と投資が一致するというのを、現実に照らし合わせて、自分の中で納得させるのは非常に難しい。誰かもっとわかりやすく説明する経済学の本が出てこないかなあと思う。自分の中では、お金を排除して、物だけで、生産と支出と所得を考えてわかりやすく解釈しようとしているのだが、なかなかお金の概念も途中で登場してきて難しい。

自分が書いたことはあくまで個人の理解のプロセスと現状認識であるから、参考にしてもらいたくない。ただ、この理解への苦悩とプロセスが他の人の参考になればと思う。いろいろ、無駄な時間を過ごしているように思うが、いつか何かの役には立つだろう。

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