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税金自体はそんなに悪くない

幼い頃からよく聞いた偏見のようなものになっている言葉シリーズとして、「税金」というのが自分の中である。「たくさん働いたのに税金でいっぱい持っていかれる」というのを、よくおじさん達が言っているのを耳にして、税金はとられる悪いものなのだというような印象を持っていた。税金はいろいろな条件により数十パーセントや半分になるものまである。

せっかく働いたのにそれだけとられれば文句を言いたくなるのは当然であるが、年をとるにつれて社会への理解が深まっていくとともに、そのような発言の中には税金による恩恵を忘れてしまっているのではないかという印象を持ち始めた。

民営化したほうがいいかどうかは別として、一般道路、教育、医療など公共による税金の使用がなければ自分一人では環境整備できないものばかりである。ヨーロッパの重税国家の国々に比べて生涯教育の無償化が進んでいないなど充実していない分野もあると言われるが、特に他の世界の平均の国よりもインフラが整備されて、豊かであると言われる先進国の日本においては、当たり前と考えている環境が見過ごされがちなのかもしれない。

また、本当は税金をとられること自体が悪いのではなく、政治による無駄な税金の使い道が批判されるところであり、そういったおじさん達の言葉に税金の無駄遣いの意味合いが含まれていたのであろうとも思うが。

本来、税金は然るべき場所に使われればいい言葉の意味として捉えられるべきであるが、小さな頃から大人達の会話やニュースを聞いているうちに悪いものとして捉えられるものの一つであると思った。言葉の概念を正確に掴むためには、表面的に見るのではなく、物事を多角的に捉えなければならない。しかし、多角的に捉えるには日々の持続的な勉強努力や経験が必要であるのだろう。

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