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自殺志願者掲示板で知り合った女の子のお話。♯1

今から20年弱くらい前のお話です。昔話なので思い出補正が入っている可能性が高いですが、全部実話です。

小学生だった私は当時心理学にはまっていまして、「病む」という状況にある人の心理状態がとても気になるお年頃でした。

自殺掲示板などで死にたいといっている人に積極的に声をかけ、話を聞いていました。今ではそれがどんな相手だったのかなどはまったく思い出せません。

ある日いつものように死にたいという書き込みを眺めていた私は

「死にたいという人に興味がある」

という書き込みを見つけました。死にたいです。助けてください。などの書き込みが並んでいる中で、その書き込みは浮いていました。

同じ側の人間だと感じた私は彼女にコンタクトをとりました。


彼女の名前はREM。同い年。関東在住。心理学に興味がある。彼女との会話は私に刺激を与えてくれるものでした。

当時はギャル文字などが流行っており崩れた文章が多かった中、彼女が紡ぐ文字はしっかりと句読点が打たれ、とても美しいものでした。

メールをはじめて1年弱。私は彼女に恋していました。

「付き合ってください」

会ったこともない、姿を見たこともない彼女に私は告白しました。

私でいいの?なんていうようなことを言われた気がします。

結果的に私たちは付き合いました。

付き合うといってもやることは同じでメールと、たまに電話で声を聞くということくらいです。

写真の交換をしたのもの覚えています。


背伸びして頭のよさそうな会話を探し、背伸びして覚えた言葉を使ってみて、あの当時の私は彼女にあこがれていました。


ただ、ある日ひとつの出来事が起きました。


ここから先のお話はまた今度。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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