意見をちゃんと言える人って素晴らしいゾ

最近は、コロナの社会ですので意見を言うのも一苦労。
言い過ぎでアウトの人も大勢いると思う。
匿名で声高も、情報が一辺倒でも、正義感振りかざしていることも、誰かを傷つけていることも殊更気づかずに意見をいうのも全部アウトだ。
且つ文句ばかりもよくない。
権力や既得権益に向かって、客観的な情報と状況をなるべく手持ちして、発言をするのは少し不格好で、主観がふんだんでも唯一の例外だと思っている。

友だちのFBに掲載されていたのだが、
ミュージシャンの七尾旅人のTwitterが素晴らしい。
「つーか、おれ普通に失業者だし、コロナが収束しても次ギャラが振り込まれるの秋だよ。笑
生き延びる自信あるけど。
散々お世話になったライブハウス等はもう1秒の猶予もなく危機的状態です。ランニングコストが違うから。
他業種もね。
政治的発言するに決まってるでしょう、昆虫じゃないんだから。」

「音楽は好きだったのに政治的発言が…と言ってくる人はこれまでもたくさん居たけど、今の状況でミュージシャンたちにそれを言う人は、現実が見えてなさすぎ。」

「そもそも政治的って言葉が曖昧で、好きじゃない。
政治決定の場、マジョリティの場から落ちはぐれて行く、無視され掻き消されてゆく小さな声を、歌に出来たらなと思って、題材を選んできた。
皆が笑ってる時、1人で泣いてる奴が気になった。
それもある種の政治と言えばそうなのかもしれないが。」

太字のところが特に好きだ。音楽は聴いたことがないけど、素敵だ。音楽も聴いてみたくなる。
（七尾さんのTwitter）
https://twitter.com/tavito_net?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

一方、大好きな岡村隆史の本音失言に対する、相方矢部浩之の対応、コメントも秀逸だと思った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00000333-oric-en

イレギュラーな時に、その人の実力、実態ができるというのは本当のことだと思う。
平時では、そりゃニコニコしなきゃと言い聞かせれれば、なんとかパフォーマンス出来る（それもすごいが）。ピンチやイレギュラー（悪い）とき、余裕がない時に、その人の本性が顔を出す。
そのような恐れがある中、発信しないことでみんなで嫌われないようにしている意気地なしとは違い、そんな時でも変わらず、むしろ更に俯瞰に努めながらもパッションのある、世の中を良きに気づかせ、導いてくれる言葉を臆せずに発信し続けている人に心底尊敬している。

俺は、脱皮中のはずで、蝶でも蜂でも蛾でもいいので浪漫飛行していく所存也。

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