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未来には希望しかないじゃないか

未来は違う。18歳の頃に見えていた未来と、今見えている未来は違う。

こんなにも違うものかと驚いている。あの頃思い描いたことは、多分一つも叶っていない。でも、あの頃思いもしなかったことは、いくつか叶えることができた。

18歳の頃は、多分色々な可能性があった。だからたくさん迷ったし、選べる選択肢が多すぎて、逆に何も選べなかったりした。そうして、時間を無為に過ごした。

でも、今は違う。あらゆる可能性は削られた。未来の奥行きは、日を重ねるごとに、どんどん狭くなっていく。同時に、視界もどんどん狭まっていくように感じる。

それは、悪いことなのか。それは、悲しむべきことなのか。

一方ではそうだろう。だけれど、選択肢が少ないということは、迷わないということでもある。視界が狭くなるということは、集中できるということでもある。

18歳の頃みたいな瑞々しさも、この先永遠に続くんじゃないかと思うような時間も、今ここにはない。それでも、「今だから見える未来もある」と信じたい。あの頃に見えていなかったものが、今は見える。あの頃に感じなかったことを、を今は感じられる。

18歳の頃、僕にははっきりとした未来は見えなかった。でも、未来に希望を抱いていた。今は、あの頃よりも、未来の輪郭が幾分はっきりとしている。そして、同じように未来に希望を抱いている。

なんだ、未来には希望しかないじゃないか。何年経っても、何歳になっても、未来には希望しかないじゃないか。そう信じている。



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