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Z世代という言葉の違和感

ある調査の結果から、連続理想の上司は、7年連続内村光良さんになったそうです。

その理由は、親しみやすさや優しさ、頼もしさと言うことが上位にあることがわかったと書かれていました。

私はこの結果を見て、なんとなくわかるなぁと思いました。

内村さんの優しさや雰囲気の柔らかさから、穏やかな気持ちで仕事ができそうだと思います。

でもそれだけでなく、内村さんは誰よりも面白いです。ツッコミのワードセンスだけではなくて、タイミングがピカイチで、周りに伝染させるような笑いを数々生み出せるのは、内村さんならではなのかなと思っていました。

優しいだけでは芸能界に何十年もい続けることはできないと思います。テレビで起用され続けている理由は、他の人とは比べ物にならない実力が伴っているからだと思います。


そんな内村さんの素晴らしさが書かれた記事かと思いきや、違った視点で書かれていました。


まず、ウッチャン系が上位になっていることに対してこのようにまとめられていました。

Z世代が丁寧で優しい上司を求めるのがよくわかると語るのは広告関連業の人事課長だ。

という文章に違和感を覚えました。

特にZ世代の全ての人が、上司に優しさを求めているわけはないと思います。

いわゆるZ世代と言われる私が考えるように、優しさの中にも実力や心の強さが伴っているからこそ、内村さんを尊敬している人もたくさんいると思います。

また、世代どうこうで片付けようとする考え方こそ、今の時代に生きる人としてはどうなんだろうと思います。

時代を超えても考え方が同じ人もいれば、同世代でも全く違う意見を持った人ももちろんいるので、同じ人間同士フラットに扱ってほしいものです。

また、この記事はウッチャン系上司のことを、

では、ウッチャンタイプの上司は新入社員には優しくても、会社で出世できるタイプなのか。前出の広告関連業の人事課長は「現実には難しい」と語る。

と述べていました。

私はこのような切り口での論述もできるのかと思ったと同時に、今の時代においては、会社で出世できるかどうかを重要視してないからこそ、純粋に人として上司を判断しているのではないかと考えました。

さらに結論としては、このように書かれていたのです。

今年の新入社員を受け入れる企業は、ウッチャン型の丁寧で優しさが売りの上司だけではなく、場合によっては叱ってくれる仕事に対する熱量の高い上司もカッコイイのだという魅力をいかに伝えていけるのか、問われることになる。

これは完全に的はずれな結論だと思いました。

魅力を伝えるのが役割ではなく、魅力は部下が勝手に感じるものなので、仕事に対する熱量の強い上司がかっこいいと押し付けるのはいかがなものかと思います。

そんなものは、その人がそう思いたいだけのエゴイズムに過ぎないと思います。


ここで、Z世代と分類された私個人の意見を聴いてください。

私たちは気付かぬうちに、Z世代だとかゆとり世代だとか、気が付いたら勝手に分類されていて、「だからZ世代は甘い」とか、「ゆとり世代は根性ない」とか、勝手にイメージをつけられてきました。

ただ分類したのは上の世代であるあなたたちの勝手な判断であり、ゆとり教育を受け入れたのも、あなたたちの世代の人達であると思います。

だから、くだらない世代論争やステレオタイプでものを考えるのはやめませんかっていう話です。



と言うだけ言ったところで、世代とか時代とか、誰かが都合よく勝手に分類した言葉に惑わされずに、私は私の好きなことを全力でやっていきたいなと思います。

いろいろ考える時間がもったいないので、ここらでおやすみなさい。


読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️

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