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禁酒29日 「制約」されると新しいアイディアが生まれる

 自分に何かを強制するといつも新しい「何か」が生まれます。「強制」というより「制約」といった方がしっくりくるかもしれません。あらゆる新しい仕組みや発明は「制約」の中から産まれます。仕事も遊びも同じです。

 子供の頃を思い出すと「制約」の中で生まれた遊びがたくさんあったのを思い出します。例えば3人3チーム野球。子供が3人しかいない、で、野球がやりたい、3人だから2チーム作れない、打っても走者がいない。

 そこで考えだされたのが「透明ランナー」

 打者が打ったら一塁のランナーがいると仮定します。そして打者が打ったボールが飛んだ位置で「透明ランナー」が進める塁数を決める事にします。これで3人で出来る新しい野球の出来上がりです。もちろんこれが日本中の少年に普及することはありませんでしたが、もしかして同じようなルールで野球をやっていた人いませんか?

 世界を代表する企業「3M」

 スコッチテープやポストイットにはじまり様々な場所で3M商品を見かけます。現在3Mに関わらないで人間社会を生きるのは不可能とも言われています。(道路標識の反射素材も3M)

 3Mでは「何に使われるか分からくてもいいから、とにかく新しい物を作り出す」という研究所があるそうです。「なんでもいいから今まで世の中になかった物作れ」と言われても何も思いつきません、その難しさ想像つきますよね?

 そこで研究に「制約」を与えます。「制約」与えたとたん新しいアイディアが湧き出るというのです。「制約」与えられると「工夫」をしなければなりません。「制約」をスタートにして様々な議論やアイディアが浮き出して来るのです。

 私の大好きなビートたけしさん、

「放送禁止用語が出来ると芸人の言葉を奪うなってやつがいるけど、そうやって禁止されると新しい言葉が出来るんだよな、コーマンなんてオリジナルより強烈だろ」

 下品で失礼・・・・でも「制約」のなかから様々な革新が産まれるのは確かです。

 京都議定書など環境問題でも様々な「制約」が作られました。その結果はご存知の通り。企業努力による有害物質の排出低下技術、電気自動車・・・様々なイノベーションが起ころうとしています。

「制約」課せられるとただ単に反発したら落ち込んだり怒ったりするのは絶対に止めようと思います。自由が効かなくなるのは時によって素晴らしいことなのです。

 私は今回の禁酒でこのノートを書くというアイディアが生まれました。酔っ払っていたらこんな文章を毎日書く事は絶対に出来ません。人生の生き方を見直すいい機会になりました。

永作

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