まずは蒔きましょう
2018年の2月ごろから、日記を書きはじめました。5年間のおなじ日付の日記がおなじページ内に並ぶタイプの手帳です。昨年の日記が自然と目に入るという、この5年タイプならではの特徴が発揮され出してふた月、み月と経過したところです。このことに、はやくもぼくはおもしろさを感じています。昨年の似たような時期に、似たような仕事をしたり、似たような家族の行事を経たりして、似たような感情を抱いたり、似たようなことに気づくのに至ったりしていることが、昨年と今年の日記を並べて読むとわかるのです。
昨年のいまごろと今年のいまと、ぼくは変わらず同じ職業についていますから、似たような顛末をたどることになるのは当然といえば当然ですが、ある意味進歩していない警鐘だととらえることもできます。そのことに気づけたのも、この5年タイプの手帳のおかげです。
もちろん、昨年と似ているところもあれば、進展や成長を感じさせるところもあります。それと同じくらい、忘却したり退化したりしているところもあるかもしれませんが……。
よい仕事がよい仕事をさらに呼ぶということの逆を考えますと、よい仕事のないところにはいつまで経ってもよい仕事は寄りつかないのだろうなと思います。最初のフラグを立てるのはじぶんなのです。いろいろと理由をつけてやらないでいれば、何も変わらないのも当然でしょう。蒔いた種が発芽しないとなれば何が原因かを考えていくことになるでしょうが、種を蒔いていない人に「なぜ発芽しないのでしょうか」と問われればこたえはひとつ、「まずは蒔きましょう」しかありません。
お読みいただき、ありがとうございました。偉そうなことは、何も言えんとです……。
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