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bandshijin 音楽ブログ

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音楽ブログ『∴bandshijin∵』の記事を紹介する記事集。
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2022年2月の記事一覧

デューク・エイセス にほんのうたシリーズ 『女ひとり』と旅したい京都 “恋に疲れた女”のきもの姿

デューク・エイセス にほんのうたシリーズ 『女ひとり』と旅したい京都 “恋に疲れた女”のきもの姿

着物の色柄は主人公の女性の心の鏡かもしれません。どんないでたちなのか想像することは、同時にその胸の内を想像することでもあります。京都には津々浦々の文化が舞い降りる。

沢田研二『勝手にしやがれ』 己、貫く美。

沢田研二『勝手にしやがれ』 己、貫く美。

絢爛なイントロは再現のない特別仕様。“アアア…”のリフレインでベースとボーカルメロディ間の波高が上がっていきます。コンパクトでキレ良く余韻もある歌詞。ジュリーの歌唱の妖艶。疾走する間奏・後奏の移勢。鮮烈です。

高石ともや『受験生ブルース』 悲哀とは、離して見ること。

高石ともや『受験生ブルース』 悲哀とは、離して見ること。

自分が当事者だと笑えないことも「時間が経つ」距離で客観が容易になります。高石ともやの底抜けに明るいパフォーマンスに温かい気持ち。歌詞のおかしみがジワジワ。シングル版の小ネタはWe Shall Overcome。

藤井フミヤ『TRUE LOVE』 誰もが私を忘れても

藤井フミヤ『TRUE LOVE』 誰もが私を忘れても

豊潤なアコースティックギター。骨太なベーシックと分離よく響く声質、繊細なメロディ。弱起を中心にAメロとサビを紡ぎ、“はるか はるか”のところで核心を露わにします。愛の詠み人が特定できなくなっても、観念よ残れ。