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坂東太郎
2021年5月21日 17:02
なんか雑多な情報を詰め込んだもので、まとまりがない。まあ、心理学の研究がそういうものなんだろうから、仕方ないんだけど…◆目次はじめに◆第1章 幸せと理想の人生・幸福とは?HappynessとWell-being、満足度≒Well-begin・幸福観の文化差◆第2章 幸せとは何か?――西洋哲学の考え方・アリストテレスの理論その他のギリシャ哲学者との違い:社会的関係の重
2021年5月20日 18:09
この本の最大のウリは2章の幸福概念の哲学的整理にある。ただ、肝心のそこの記述がまとまっていない…ダラダラ話が続き、その話もあっちこっちに飛ぶ印象。まあ、この分野自体が新しく、まとまってないのが原因なんですが…それ以外は普通の研究の紹介。この手の議論は計量経済学的に問題のある手法で実証分析が行われている可能性があるので、常に注意を要する。具体的には、例えば喫煙と幸福度はマイナスに相関するとして、
2021年5月18日 17:21
一応、科学者にも向けて書かれているようだが、実際は科学哲学に興味がある人しか面白くないと思う。その理由は、役者が解説しているように規範的な議論が弱いから。科学の現状分析が主なので、それを実践している人にとっては、自己反省の機会にはなるが、あまり自分たちのやり方を改善させることにはつながりにくい。特に4章の科学のがフィクションかどうかとかいう話は、分かりにくい上にどうでも良い気がしてならない。た