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BANANATRIP JAPAN BEST(前半)

Spotifyのプレイリスト機能で2018年ベストを組んだ。日本人が作ってリリースした曲縛り。

曲たちのどんなところが好きなのかを書いていきたいと思う。
日頃から恋人に「私のどんなところが好きなの?!」と脅迫され困惑している方の何かにも役立つかもしれない。

あと、おそらく多数の人にとっては、知らないアーティスト名や曲名で溢れることになる。
でも、分からないのはその部分だけで、文章としては楽しく読めるようにしていく。年末の忙しいこの時期、一刻も早く眠りたいそこのあなた。あなたは寝てくれ。悪いことは言わないから。

あと全曲解説すると朝になるので全部はやらない。

M-1はaoihrのメリーランド。1曲目でこういう幕開けするアルバムが好きなので、僕がなんかリリースしたら試聴機には入れづらいな!
アップテンポになるまで早送りするタイプの若者にはできない選曲だ。ちなみに後半で一気にグワッと開けて疾走していく。

基本的にポップな曲が好きなんだけど、曲を好く方法や手段が結構「お前そんなとこ見てんのかよ!」な感じである。経験上。
でもバンドマンの友達や知り合いに曲の感想を伝えると嬉しそうにされることが多くて、僕もそれを見て嬉しくなるので引き続きこんな感じでやっていきたい。

M-2は今年いちばん聴いたPOLTAの『夜を切り開け』。
イントロのきれいなコードとピアノが即好きだ。メロディーも全部が全部、これ以外ないよね!ってところにバチッとハマっていて、どれも動かせない。
どんな名プロデューサーが代案の歌メロを出したとしても、バナナトリップの名にかけて僕がすべて却下していきたい。

M-4のベンジー、Beautiful Death。サビのフレーズ「真っすぐ生きて きれいに死ぬ」は最近の座右の銘に鎮座している。
ここから続く歌詞も最高に大好きなので、全文字をタトゥーに掘って温泉に入れなくなるのはリスクが大きいからヤメとこう。

M-5のBRAHMANは、BRAHMAN・・即ち人生・日常・日々の朝食・木製のテーブルは木からできている・目を閉じると視界がゼロになる、といったレベルの話になるので逆に割愛。

M-6,7のtricot『ブームに乗って』『potage』は本当に本当に本当によく聴いた。唯一の2曲イン。Spotifyから「再生ボタンが破損するおそれがあります」と警告が来るくらいに聴いた。いま嘘をついた。
あと、音楽通っぽいこと言っていいかなぁ・・2曲とも全部の音が好きなんだけど・・・特にギターの音がチョーカッコイイよ~!

M-8のベランダ『水辺』はサビ終わりの「今日じゃなきゃダメな気がした」のメロディーラインに曲の魅力が凝縮されている。
このメロを思いついた瞬間にシャワーを浴びていたとしたら、全身ビチャビチャのまま風呂を飛び出し濡れた手でiPhoneのボイスメモを起動させ「今日じゃなきゃダメな気がした!!!」と録音しないといけなかっただろう。
その場合iPhoneは水害により故障、メロディーも忘却され『水辺』が世に出なかった可能性もある。適度に乾いた場所で曲を思いついて、心からよかったと思える。

M-11のZOMBIE-CHANG『レモネード』。ベーシストの端くれとして言いたい。このベースラインは大好きだ。
そしてサビでは「レモネードが作り終わったら キスしてハグして眠ります」と執拗に繰り返されるのだが、まんまと中毒性の高さに引っかかった。
困るよ~~作曲していただく際には中毒性低くしてもらわないと~~~色々な曲を聴きたいのだから~~~吾輩は~~~!!

M-13はFrascoのFolding Chair。新曲を出し続けないとメンバーの家が爆破される脅迫を悪の組織からされているのか、と懸念されるペースでリリースをし続けている彼ら。この曲は全体の雰囲気が好きで、特に歌詞が大好き。
作曲者が、来る日のBBQのために折り畳み椅子(つまりFolding Chair)を何脚も買ったのに、開催前日の天気予報で【雷雨】と無情にも宣告された。
「フォールディングチェア使わせて フォールディングチェアに座りたいの」というサビのフレーズは、実は作者の切実な心境を表わしているのがバカバカしくて最高だ。
な~にが「BBQもprocrastinating」じゃい!と聴くたびにいちいちウケてしまう。

ああ、文字数カウントが淡々と「バナナよ。1700文字に到達しているぞ」と告げてくるよう。きっと多い気がするので、後半に分けて書いていく。

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