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酒井貴弘さんから学んだ写真の心得 -内在的魅力を切り撮る装置としてのカメラ-

こんにちは

Bana-1です。

酒井貴弘さんが好きです。酒井さんは透明感のある素敵なポートレートを中心に高い評価を受けており、インスタグラムでは10万人以上のフォロワーを持つ人気の写真家さんです。

*酒井さんのインスタのアカウントはこちら

そんな酒井さんの写真に対する考え方にとても感銘を受けたので、ここにまとめておきます。

-NIKKOR Z Interview-

ある日、酒井さんを取材したインタビューを動画を拝見しました。動画は下記です。

このインタビューの冒頭の一文に、僕はとても感銘を受けました。

(写真は)肉眼では気付くことができない美しさや魅力を引き出してくれて、僕たちが生きる現実の中にある非現実的な美しさに出会わせてくれる可能性を持っていると思います。

酒井さんはこのインタビュー動画の他に、NIKKOR Z 85mmの記事も出しておりますが、その中でもカメラを使って”現実から非現実的な美しさをいかに引き出すか”ということを話しています。


-写真は非現実的な美しさ-


偉大なるWikipedia様によると写真の定義は、「穴やレンズを通して、被写体から発される光線を再構成して実像を結ばせ、感光剤に焼き付けたのち、現像処理をして可視化したもの」だそうです。言い換えれば、”その場で写ったもの(現実)を、そのまま写す”のが写真です。

一方で、酒井さんはインタビューの中で、85mmレンズの性能に触れながらも、「世界から美しさを引き出す」という自身の写真表現について触れていきます。

人の中にある輝きを捉えたい。人を包み込む世界の美しさを表現したい。そう思いながら撮り続けている。
この世界は根本的に良いものだと思っていて、こんなにも美しい瞬間があったんだというところを発見できるような、そんな写真になったらいいなと思います。

酒井さんはこのインタビュー以外にも度々この点に触れており、カメラやレンズの機能を理解しつつも、物事や人に内在する目に見えない魅了を見つけよう(表現しよう)としているそうです。


-発見するカメラの新しい使い方-


この酒井さんの言葉に出会ってから、僕のカメラに対する価値観が変わりました。

今まではカメラは”見えたものを綺麗に写すもの”という認識でしたが、これ以降、”物事の内在的な魅力を引き出すことが出来る装置”という理解になりました。

考え方が変わったところで、カメラの機能が飛躍的に伸びるわけではないのですが、「撮影者や被写体の感情、人柄、想いを写真の中に表現できる、表現しよう」という能動的思考は、撮影時の心構えを正し、より良い写真が生まれるきっかけになっていると思います。(撮れてるかは別として...)

まだ自分の中でメインの写真のテーマは定まっておりませんが、スナップ、ポートレート、風景など、どのジャンルでもこの心得は変わらないと思いまます。また、この心得からスタートすれば、技術が多少足りなかったとしても、その写真はきっと人の心を打つものになってくれると感じました。

今後もこの心構えを大切にし、写真を撮っていきたいと思います。


-追記-


酒井さんについては、下記の記事に詳しく書いてあります。この駄文noteより、よっぽど価値があるので、是非読んでみてください。

XICO-SNSフォトグラファーにキャリアチェンジ!経験と写真は繋がる

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。

*モチベに繋がるので、是非スキを押していってください。(押してくれたらランダムで1〜7本バナナが出てきます。運試しにどうぞ笑)

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