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子どもが「いじめられてる」と訴えた時に気をつけるべきこと3つ

やっと引っ越しの片付けが終わり落ち着き始めているばななんです。

私が中学の時に経験したことが何か活かせないかと思って書いてみることにしました。
重々しい部分があるので、苦手な方はご注意ください。


実際に経験して担任に訴えたこと

ケース1:中1の時、「今すぐに死んで欲しい」と頼まれた

まずは、実際にあったことを書き記していく。


当時はこれを言われた時、何があったのか全然わからなかった。

「今すぐ飛び降りて死んでくれない?」

でもその当時は周りには誰もいなくて、無視だったり嫌がらせなどを受けていることがあった。
しかし、それは中2になってからやっと気づいたことだ。

その当時はとても鈍感で、嫌がらせは全く気にしていなかった…。

というよりかは嫌がらせという分類になっていなかった。
あくまでも「いじり」だと。


だから、私はすぐに担任含め先生に報告や訴えることはしなかった。
このケースはレアだと思う。

それを言われた数日後、三者懇談があった。
その際、小声で担任に言った。


「いじめられているかもしれない。」


その当時の担任は、すぐに動いてくれた。
翌日に加害者と面談した。

加害者との面談が終わった後だ。
ある日、加害者は私に言った。


「なんで先生にチクった?やめてくれない?」


私はとっさに「ごめんね」そう言った。

でも、本当は違う。
先生にこの話をした時、私は号泣していた。
きっと心の奥底では悲しんでいる。


正直、先生もこんなこと起きてると思っていないだろう。
だって、表面ではいじめも、嫌がらせも、ないように見えるから。

その後、生徒指導と担任は和解目的の面談をした。
そこで「いじめですね」と言われたがこれ以降、担任は嫌がらせを見抜けていたのか、疑問である。。。


ケース2:被害者家族からの悲鳴にも応えない担任

中2の時。
私は、集団でからかわれていたが、とても苦痛だったため、担任に相談した。

席替えをしたりしたが一向に良くならず。
むしろ悪化する一方だった。

集団のボス的な人(Aさん)が掃除を毎日のようにサボっていた。
それを見かけた人(Bさん)が私に相談しにきた。


先生に
「『Aさんが掃除をサボっているので注意してほしい』とBさんが言ってました」
と言ってくれる?
そしたら、ばななんは何も被害受けなくて済むでしょ?


しかし、それは失敗だった。
担任からAさんには「ばななんが相談しにきた」ということが伝えられた。
Bさんは何事もなかったかのように過ごしている。

一方、私は悪口、嫌がらせ(物理的なもの)が増えたりヒートアップしたりして大変だった。

その後、学校へ行きたくなくなった時期があった。
朝の部活動へ遅刻する理由を「学級で嫌がらせを受けている」とした日があり、その連絡をするときに母が


「毎日学校へ行きたくないと泣き叫んでいます。いますぐ話を聞いてください」


必死で訴えたそう。
だが、担任には届くことがなかった。

電話したその日は別の人の対応。
どうやら、私に嫌がらせをしている集団の一人が「ばななんと一緒のグループが嫌で登校を渋っている」らしい。
親から連絡があったため、即日対応したそうだが、私はその二日後だった。

放課後でも、夜遅くでもいいから、その日に呼ばれたかった。
むしろ、呼ばれなかったのであれば親に連絡すべきだと思うが、連絡は行かなかった。


実は、この先生、残業しすぎで有名だった。
毎日学級通信が配られていた。しかし、紙飛行機にして遊ばれた経験もある。(あと処分も大変)

後期には、いじめやトラウマで距離を置きたいことでクラス全員の席替えが行われたが、その際にもトラブルが起きていた。
このことについては後ほど説明する。


①すぐに対応するか、しないか

もちろん、すぐに対応に乗り切ることが大切だが…

実は、この2ケース通して共通していることがある。

それは、「訴えた後に本人を恐怖に晒している」だ。


ケース1では、「なんでチクった?」と言われ、
ケース2では、嫌がらせがヒートアップ。

これらを防ぐことはできなかったのか?

答えは、
できる の一択。

すぐに対応し始めるのは、裏側で良い

もちろん、すぐに危険が差し迫っている状態を除く。

もし、日々リスクカットなどをしているのであれば、すぐに表で動いちゃっても良いが、それ以外は基本、裏側でいいのだ。


例えば、ケース1だったら加害者・被害者生徒の行動などを注意深く見ること。
先生同士、訴えの共有をする必要はあるが、何か問題になりそうな行動などがあったらすぐに担任や生徒指導に伝えられるフローが必要だ。

ケース2は、「本当に掃除をしていないのか」目視はできないので、周りの生徒から話を聞くだけでも裏付けはできるだろう。

先生側でなく、親側はどうしたら良いか

もし、親の立場だったら。
学校内のことは、先生に任せ、見守るしかできない。。
ただし、子どもの行動には気をつけて。

泣いていたり、怒っていたりする時、あると思う。
その出先を用意するだけでもお子さんの負担は減らせます。忍耐強く、構えていて。

しかし、学校があまりにも対応が悪い場合は校長・教育委員会や弁護士などに相談すると良い。

早いに越したことはない。
一年たって「あの時のことを引きずって体調崩した」となっても学校や教育委員会は対応してくれない。
訴えてから2、3週間を目安に、進捗確認を取るといいと思う。

ちなみに、1週間で解決することもあるだろう。
早くて安心するかもしれないが、それは疑問に思った方が良い。
お互い納得がいかなかった可能性も否定できない上、嫌がらせがヒートアップしていくこともあるので、慎重に見守ってあげたいところだ。


②被害者の心を温める

学校側は必ず、加害者の言葉を聞く。

確かに、加害者の言葉を聞き、悪いところを反省するように促すはわかる。
しかし、加害者の理由の中で被害者も非があるというなら、それを認めなければいけない。

被害を受けた後に自分にも非があることで謝罪を要求される。
本人は「なんでこんなことされたのに謝らなければならないんだ」という気持ちでいっぱいになり、自傷行為や自殺に踏み切ってもおかしくないと思う。

ここが一番本人が「見捨てられた」と思う瞬間だ。
ぜひ、この時期はそっと見守るのではなく、温かい言葉や行動をしてあげることが大切だ。

加害者・被害者の両者面談が終了後、相手に聞こえないところでささやかに声をかけるのが一番いいだろう。

「大丈夫?」
その一言でも全然構わない。

あとは+αで、自分の言葉でできることを伝える。
ここに書いたこと言いたい時点でその指導は熱がこもっていない。
被害者だけでなく、加害者のことも思っていないことが丸わかりになってしまう。

まずは、児童生徒の成長を担うという責任感を持つところから始めてほしい。

③加害者を叱る時は両者のことを考えて叱る

「被害者が被害受けたから叱る」のではなく…!

もし、ケース2の掃除の件のように100%相手が悪いのであれば、本来こちら側は何も害は受けないはずだ。

では、なぜ被害を受けてしまったのか。

それは、
ばななんの伝え方・加害者のその後の行動から判断していなかった
からだ。

先ほど少し触れたように、以前から嫌がらせを受けて悪化している現状を踏まえると、明らかに「ばななん=悪者」と相手は捉えているだろう。

そんな中、掃除をサボっていることを「ばななんからきいた」だと
「また嫌がらせを受けて訴えられる」というリスクがある。

わざわざ「Bさん」を用いたのに、それをスルーしてしまうのはもったいない。
というよりかは一言一句に責任感を感じていなかったのだろう。

また、加害者に対する扱いもぞんざいな感じがした。
掃除をサボっているという事実をチクられ、怒っている。
そんな中、敵であり悪者である「ばななん」に言われたことで、怒りのボルテージが最骨頂。

ここは、「ある生徒から聞いた」とぼかせばよかったのではないか、と個人的には思っている。
そうすることで、お互い怒りを抑えることができたのではないか。

「被害者本人が訴えた」ことはなるべく隠して!

ケース1を見ていただきたい。
「チクっただろ?」っていって脅すの、なくせます。

ここでは「被害者本人が三者懇談で泣きながら訴えた」と加害者に言ったと仮定する。

被害者が自分のことを訴えたことが加害者の耳に入る。
「ばななんが嫌いな人たちのために言ったのに、こんなことで訴えるなよ」と怒る。
最終的に怒りを被害者にぶつける

このような感じで直接私に「チクるなよ」と言ってきたんだと思う。

もし、加害者との面談で「とある生徒から情報提供があった」としたら。
このような恐怖を味わうことはなかっただろう。



まとめ

  1. すぐ自殺しそうな場合は表側でも動く。
    基本は裏側で動いて、トドメは表側で。

  2. 被害者にとことん寄り添う。
    相手に謝ることがあった場合は要観察!!

  3. 叱るんだったら状況と未来を予測してから!
    過去にあったことも参考にしつつ、被害者・加害者どちらとも損しないような叱り方を。



以上です。
今回の話はとても重いので、読まなくても大丈夫です。。。

他の作品は重々しいものでないものが多いです。
ぜひ、他のnoteをご覧ください。


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