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いきつぎのタイミング

暑い暑い2023年夏。
子どもの頃(昭和後半)夏休みは毎日のように学校のプール開放に通った。
帰りにソーダバーアイスを食べれたり、棒ジュース(地域によってバラバラのアレ)を友達と半分こして帰るのもまた楽しい時間だった。

プールでクタクタに疲れて、ヒグラシの鳴き声が聞こえるまでぐっすり昼寝をした。意外にも思われるかもしれないが私は、センスはさておきスポーツ好きなよく動く元気な女の子だった。

泳ぐのはヘタクソだった。ずっと潜っているかプカプカ浮いていることが好きなだけで泳ぐのは好きじゃないというか、手足の動かし方が上手ではなかった。

クロールも平泳ぎも背泳ぎもバタフライもだめだ。まったくダメだ。

手足の動かしかただけではない。息継ぎが私はできない。
息継ぎをしようとした瞬間、体がグンと沈むような感覚が怖いので息継ぎが怖くてできない。

笑われそうだが、息継ぎするのが怖いから息継ぎなしでクロール25m泳いでいた。大人になっても治らない。

もう何年も泳いでいないのでわからないが、今も息継ぎなしで泳いでしまうだろう。

息継ぎした方がもっと楽に長くずっと泳げるよ。

水泳が得意な友人は言う。一度泳ぎだしたら延々と泳げてしまうらしい。
彼女の泳ぎを何度か見たが、うまく言えないけれど水の中を流れているように泳いでいてとっても美しい。

息継ぎをした方が楽に長く泳げる…という言葉をふと思い出した。
陸に上がっても何というか息継ぎを忘れたように過ごしてしまう。

距離ではないだろうけど、どう泳いだか?も大事なんだろうなあ。
陸でも水の中でも息継ぎを覚えられたら、楽なのかもしれない。

息継ぎが怖いは、練習が足りなかっただけなのかもしれない。
泳げるようになりたいなと思った暑い暑い7月の最終日。





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