やまのどか

小さな町で暮らす猫になりたい人間。小さな町の小さなお家で実験のような暮らしをしています…

やまのどか

小さな町で暮らす猫になりたい人間。小さな町の小さなお家で実験のような暮らしをしています。ないなりに、あるもので、手を加えすぎない生き方を。二足歩行で歩いていたら声をかけてください。

最近の記事

いきつぎのタイミング

暑い暑い2023年夏。 子どもの頃(昭和後半)夏休みは毎日のように学校のプール開放に通った。 帰りにソーダバーアイスを食べれたり、棒ジュース(地域によってバラバラのアレ)を友達と半分こして帰るのもまた楽しい時間だった。 プールでクタクタに疲れて、ヒグラシの鳴き声が聞こえるまでぐっすり昼寝をした。意外にも思われるかもしれないが私は、センスはさておきスポーツ好きなよく動く元気な女の子だった。 泳ぐのはヘタクソだった。ずっと潜っているかプカプカ浮いていることが好きなだけで泳ぐの

    • 社会的処方が医師の手から離れる時

      処方の先に見えてきたものと ヒダスケ 前回の投稿の最後 社会的処方そのものが看護師を辞めた自分にとっては学び直しの過程になるんじゃないかな? で前回の投稿を締めました。 私が今住む町は小さな自治体です。人口減少地域であり課題先進地。 最初は町歩きだけを楽しんでいましたが、歩くだけでなのもな… どうせなら「なにかresearchしてこよう!」 そんなときに知ったのがコチラ ヒダスケ! – 飛騨市の関係案内所 (hidasuke.com) ヒダスケの使い方は簡単 なによ

      • 私の社会的処方①

        これは社会的処方にずっと興味があった看護師のわたし(患者)の個人の体験記です。 わたしの体験記として読んでいただければ幸いです。 入院というピンチは社会的処方を使えるチャンスになった 入院から1年以上が経過しました。 入院中の思い出をつらつら書いた記事はこちら。 数値や影として何かが見えるような具合の悪さはなくなり、 診断がおりるような状態にはなく 日常生活を送ることができるようになりました。 社会的処方については西先生のnoteやYouTubeチャンネルがとっても役

        • きっとナイチンゲールは嘆いている

          突然ですが、もしも今の時代にナイチンゲールが生きていたらどんなことをしているだろうと想像してみました。 私の想像はこうです。 社会起業家であり、登録者数100万人を超えるユーチューバーで、本を出せば即増刷のベストセラー。ツイッターで呟こうものなら大バズリ… 日々、現場をこなしながらも時間を作って厚労省へ声を届けている… スニーカーを履きつぶしては買い替え、厚労省にはテーラーメイドな服装で背筋を伸ばしてさっそうと入っていく。 そんなわけわからない想像を膨らませながら聴いてい

        いきつぎのタイミング

          怒りのギャンブラーが選ぶのは再生か?

          @johnkoki5679さんのツイートが朝一番に目に飛び込んで、目が覚めた。 怒る私が最近たくさん出てきちゃう それを原動力にして生きてることには気づいてたけど 怒りのエネルギーは前借りしやすい。 借りたらその時は怒りは消えて、楽で、楽しい。 でも、数日すると法外な利息をつけて疲れた自分の中にたまったてくる。 でもまた、エネルギーにかえちゃう。 帳消しにしたようなつもりになっての繰り返し。 まさに怒り依存、怒りギャンブラー 動けば消えるから、わいてくるもの

          怒りのギャンブラーが選ぶのは再生か?

          慟哭の夜と眩しい朝と

          私は緊張と冷や汗と動悸を堪えながらある場所へ向かった。 到着して数分、来るべき人間ではないかもしれない。 私は何と場違いなのかと責めた。 だけど、どうしても届けるべき声を託す、その役目は果たして 帰ろうと思った。 その時間、私はずっと思った。 なんて遠いんだろう、近くてうんと遠いのだろう。 たった2時間が半日くらいに感じた。 気づけば私の腕には自分の爪跡が出来、じんわり血が滲んでいた。 悔しかった。 辛かった。 痛さよりもずっと。 求人はたくさんある 職業案内はいくら

          慟哭の夜と眩しい朝と

          潜っていた看護師

          2021年2月 新型コロナワクチン接種が始まって間もない頃。 移住先での就職活動もままならず、派遣バイトで繋いでいた頃。 誰もいない静かな新居。 移住して間もない頃 荷物もまだ揃っていない新居で 寝転びながらTwitterで呟いていた。 バイト先でも話題はワクチン接種のことで持ち切り。 Twitterでもそんなことを多分呟いていたんだと思う。 #潜在看護師 とつけて。 すると夕方、DMが届いた。 全国ネットの放送局からだった。 当時使っていたアカウントなどフォロワー

          潜っていた看護師

          入院した日の赤とんぼ

          「表情が豊かになりましたね」と主治医が笑った。 「笑うことを思い出したみたい」と私は答えた気がする。 9月29日、昨日のこと。 診察のために通う山道は日に日に彩りを増す、赤とんぼがススキの間を飛び交う。 去年の秋から何となく不調を感じていたけど 働き続けたい気持ちが強かった私は、この不調を無視し続けた。 仕事から帰ると食事も取らず寝て、朝は4時には目が覚める。 しっかり寝てるし、目覚めは良い。昼間に眠気に襲われる事もない。 この不調を認めたら働けなくなる。 自分は元気だと

          入院した日の赤とんぼ