夏の河口湖で出会った絶品のアレ
こんにちは、小3と年中姉妹の母
Banana310です。
偏食気味で私を悩ませる年中の次女。
彼女でさえ「美味しい、もっと食べたい!」と
絶賛したアレに出会った話を書かせてください。
お店は、河口湖駅から湖畔を目指して歩いた途中にありました。
「そうざいや ふるや」
年季の入った暖簾が掛かった小さなお店。
店先のベンチには2人の女性が座って
揚げ物らしきものをほおばっていました。
足を止めたのは、食べることが大好きな長女。
「・・・いいなぁ。」
長女のひとりごとをキャッチしてくれた、女性2人。
「美味しいですよーー!!
コロッケ、おすすめですよ!!」
2人そろって素敵な笑顔で、大きな声で、全力で、コロッケをおすすめしてくれました。
(暑いのに、コロッケ勧めるってどんだけ…)
お店の中に入るとおじさんがひとり。
手書きのメニューには
「コロッケ 100円
とんかつ 330円
白身魚 170円 …。」
(この3つ以外は忘れてしまいました。)
私「コロッケ2つとー、白身魚2つください」
店主「初めて?
だったら、コロッケにしときな!
コロッケ4つね!」
注文を変えられてしまった。
こんなの初めてです。
「うちのコロッケはうまいからねー
こんなうまいコロッケ食べたことないはず」
自信満々のおじさん。
手早くコロッケが大鍋に入れられ
ジュッジュッと油をはねる音が聞こえます。
(なんで、こんな自信満々なんだろう・・・)
見渡すと有名人がロケで訪れたらしいサイン色紙がいくつも飾られていました。なるほど。
メディアに取り上げられてきたお店だったのです。
おじさんは、揚げたてのコロッケを1つずつ、
手早く紙ナプキンと新聞紙で包み、
包み紙が剥がれないようにと
輪ゴムをひっかけて渡してくれました。
子ども達がタイミングよくお店の中に入ってきて、おじさんからコロッケを受け取ります。
「はい、どうぞーー」
「ありがとうございます。」
包み紙を持っても熱いのか、次女は「あち、あち、あち」と言いながら店先のベンチへ移動しました。
ソースもなし。
コロッケだけ。
美味しいのだろうか?
気温30度に迫る午前11時に
あつあつのコロッケを
恐る恐る一口頂く。
衣がカリッとする。
こまかーく砕いたパン粉を使っているようで、
ゴロッともガサガサもしない。
カリカリの衣のお次は、
真っ白なじゃがいもがでてきた。
じゃがいもはまろやかで、とろんとしている。
よくみると細かいひき肉も入ってる。
甘味が口の中に広がる。
美味しい!
これは美味しい!
「おいしい!!」
偏食で私を悩ませる次女が、隣で叫びました。
無言で食べ進めていきます。
次女がソースなしで食べられるなんて
よっぽどおいしい証拠。しきりに感心する私。
「ほら、うまいって言っただろう?
食べた後のごみは、ここに入れな!」
店内からおじさんが出てきて、ゴミ箱を手渡してくれました。おじさんは自信に満ち溢れていました。
空腹ではないはずなのに、
パクパク食べ進められる、このコロッケ。
ベンチに座っている間、地元の方が来られて、どさっと買い占めていかれました。
納得ですよ、美味しいもの。
ほんとに美味しいものは
調味料なしで食べられる。
ほんとうに美味しいものは
空腹ではなくても食べられる。
ほんっとうに美味しいものは
天候に左右されず美味しく感じる。
コロッケとともに幸せを噛み締めました。
声をかけてくださった女性2人に感謝感謝です。
その後、河口湖でひと遊びして
絶品コロッケを、もう一度帰りに食べたいと願ったのですがーーー。店先には「準備中」の看板が出ていました。
次女は少しばかり、残念そうに指をくわえ、
長女は明らかに、肩を落としていました。
もう一度、食べたいな、
あのコロッケ。
カリカリの衣が
新聞紙に包まれた、あのコロッケ。
もう一度、絶品コロッケを食べたい。
その日、長女は宿題の日記に
絶品コロッケとの出会いを綴っていました。
そうかそうか。
長女がこれまで食べてきたコロッケは、給食か冷凍食品、スーパーやお惣菜店のものばかり。
そのなかでも、河口湖で食べたコロッケが
ダントツってことなのでしょう!
お近くに寄られたら、ぜひご賞味くださいませ。
↓↓訪れたお店はコチラ↓↓
惣菜のお店 ふるや
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津4120
ここまでお読みくださりありがとうございました。
今日の記事、コロッケ連呼しすぎですね。