小3と年中姉妹を連れて河口湖で大冒険
子ども達と冒険へ繰り出しました。
「カチカチ山」の舞台といわれている河口湖へ。
懐かしいですよね。
おばあさんをタヌキに殺されたおじいさんの
仇をうつために、ウサギがタヌキに仕返しをするという、あの昔話。
タヌキに芝を背負わせて山を下る際に
ウサギがカチカチと火打石で火を起こして
芝に火をつけるという、あの場面。
カチカチ山が実在する山ということはご存じですか?
山梨県河口湖畔にある標高1,139メートルの天上山。ここがカチカチ山。富士山の絶景スポットの1つです!
富士山パノラマロープウェイで山頂へ
富士急ハイランドを運営する会社が手掛け、
今や外国人観光客にも大人気のスポットとなった、カチカチ山こと天上山。
山頂までロープウェイで手軽に登れます。
この日も大勢の外国人観光客が訪れていました。ロープウェイの待ち時間は約30分。
下りはハイキングを楽しむつもりでいたものの、最近、クマが目撃されたそうで、往復ロープウェイ乗車を勧められました。
富士パノラマロープウェイの途中、野生の鹿を上から見ることができ、姉妹は大興奮です。
「鹿がいるってことは、熊も出るよねっ!」
できれば熊には出会いたくはないかな…。
天上山
天上山の見晴台からみる富士山は、裾野が広がり一段と美しいこと!
たぬき茶屋という軽食がとれるお土産屋の屋上からの眺望は最高でした!
遮るものは何もなく
目の前には神々しい富士山
振り返れば
水面がキラキラ輝く河口湖。
ただただ、吹く風が爽やかで心地よいものでした。
気分は最高。今年やりたい10のことの1つ、「山に登る」を達成したことにしちゃいます!
山の上に絶景ブランコ(有料)もありました。
インスタで有名なスポットみたいですね。
晴れた日の待ち時間はえげつないですけど、
興味ある方はぜひ!
さて。
昔話「カチカチ山」の最後はというと。
背中をやけどしたたぬきは
うさぎのすすめでボートにのるが
そのボートは泥で出来ていたので
沈んでしまった、という残酷なお話。
タヌキの乗った泥船が沈んだのは、カチカチ山の目の前にある河口湖だそうな。
河口湖
ロープウェイから河口湖を眺め、
「あ!スワンボートがある!」
「ボート乗りたい!鳥さんのボートがいい!」
と言い出した姉妹。
私は山梨県ならではの遊覧船「天晴(あっぱれ)」に乗りたかったのですが、2人に押されてスワンボートへ。
「スワンボートなんてどこでも乗れるのに
もったいないなぁ・・・」
と思っていたのですが、
これが、大間違い!
湖のスワンボートはスリル満点だったのです。
河口湖は湖といえど「波」があります。近くをジェットボートが通過するたびに波が起こり、揺れること、揺れること!
初めて波にさらされたときは
右へ左へ大きく揺れて、
ボート内に水が入りそうなくらい傾いて
このまま転覆するんじゃないかと思ったほど。
「湖の真ん中を目指して漕ぐんだよ!!
真ん中まで行けば、揺れないから!」
アロハシャツを着たボート屋のおじちゃんが
大きな声でアドバイスを送ってくれました。
その言葉を信じて、夫と必死で漕ぐこと10分。
湖の真ん中あたりまでたどり着きました。
ここまでくればもう大丈夫、と思った矢先。
今度は大型遊覧船「天晴」が迫ってきます。
ジェットボートの比ではない大きさ。
ぐんぐんこっちに迫ってきます!
「ぎゃー!ぶつかる!!」
「ぶつかりはしないけど、これはヤバい!」
目の前を大きな大きな船が通過していきます。
足こぎスワンは、なんて無力なのでしょう。
「めっちゃ揺れる!」
「真ん中に来たって変わらないじゃん!」
「怖い~~~!」
わめく女三人。
すると夫が「次女、ハンドルきるよ!
ママは足を止めないで!!
波に対して正面を向けば揺れないはず!」
理系らしい判断をしてくれました。
無我夢中に足を動かし、揺れながらもスワンの向きを変えることに成功。
ボートの揺れはゆるやかになりました。
その後もジェットボートに遭遇しましたが、
夫の指示に従うとボートはさほど揺れず。
湖で乗るスワンボートの教訓
「波が来る方向へスワンの顔を向けること」
公園の池で乗ったスワンボートとは違い、
河口湖のスワンボートはスリル満点でした。
ボートに乗る際は白熱していた姉妹喧嘩も、
いつの間にか下火に。
山に登って(ロープウェイでだけど)
湖で船に乗って(足こぎだけど)
スリル満点の冒険を経て
家族の絆が深まった休日でした。
30分ボートをこぎ続けたせいでしょうか。
翌日、足がカチカチになっていたことはナイショです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。