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娘の寝顔と息子の泣き声


いつか「あの頃は大変だけど楽しかった」と、言う時が来るのだろうか。自分の父母が言っていたように。


長女

我が家には、いたずら大好きっ子がいる。2年7ヶ月前に誕生した長女だ。

最近は、「パパ飛行機して〜」とねだってくる。仕事が終わり、家に帰ってドアを開けるとドタドタバタバタ足音が迫ってくる。パパが一人晩ごはんを食べるテーブルに来て、「ちょーだい」と言ってくる。

夜9時。あと一本YouTube見たら寝ようか!と約束したはずが、「やだやだ、寝ない!」が始まる。自分のお気に入りのプリンセスの服じゃないと「着ない!!」が始まる。歯磨きより遊びが優先!それも一苦労だ。

長男

6ヶ月前に誕生した長男は、この半年間かなりいい子ちゃんだったのに、最近はぐずぐず抱っこマンだ。いや、いい子ちゃんって、誰にとって?って感じだけど。

夕方は、ママがいなくなるとぐずぐず。床に置かれた瞬間ぐずぐず。何があったのかわからないけど、なんかぐずぐず。

長女と比べるとだいぶゆっくり成長している長男だが、「おいで!」と言うと両手をのばして鼻息が荒くなるようになってきた。寝返りはできるけど、左回りだけ。寝返り返りより、たぶんずり這いの方ができる日は近いだろう。

これからも続く育児、でも…

緊急事態宣言下で長女の幼稚園も制限がかかり、ママには閉塞感がのしかかってくる。僕は、4月から帰る時間が遅くなり、家事育児をかなり頼っている部分がある。だから、休日はゆっくり家族と過ごせる愛おしい時間だ。ただ、一体どこまでママの荷を軽くできているのだろうか。

ついさっきのこと。スクリーンに次々と映る思い出の写真を見ながら、「あの頃は…」という思いに実感が帯びた瞬間が来た。ホント、あっという間に大きくなったよねって。

娘の寝顔を見るたびに愛しさが増し、息子の泣き声を聞くたびに安心する。あとどれだけ育児させてもらえるのだろうか。いつまで娘は飛行機で喜ぶのだろうか。いつまで息子は抱っこで笑顔になるのだろうか。たぶん、そんなに長くない。

今、この一瞬一瞬を懸命に生きたパパだけが、次のステージの子どもたちと関わることができるんじゃないかと最近は思う。

きっと僕には育児の大変さを本当の意味で理解することはできないけれど、いつまでも家族と分かり合えるパパでありたいと思う。いつか今日の日々を共有できる関係でありたいと思う。



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