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人生の最強アイテムは時間

人生において「時間」は大切だ。そう、みんなわかっていることを今更…と。今日は、「熱しやすく冷めやすいタイプ」の僕が語るじっくり取り組むことの大切さの話だ。

じっくりこつこつばらばらに

投資の勉強をした時のこと。投資には「じっくり、こつこつ、ばらばらに」という原則がある。長期運用を見据え、少額でもいいからリスクを分散させながら積立てていくことを指す。そうすると、気づいた頃にはしっかりお金が貯まっているようになっている。

これは、緊急事態でない場合、何事にも転用可能だ。子ども期間は短いが、人生百年時代、大人期間は長い。そうなると、時間というのが、実はものすごい武器であることに、僕自身最近になって気付くことができた。

熱しやすく冷めやすいと…

何かを始めようとする時、どうしても短期間である程度のレベルまで達するイメージをする人は多いと思うが、じゃあ、5年後、10年後、20年後までイメージできているかといわれたら、そこをイメージできていない。

僕は、3年前ギターをはじめた。当時は、ギターを弾きながら子どもたちと一緒に歌うことに憧れて触り始めた。そんなイメージをもちはじめると、あんな演奏やこんな演奏もしてみたいと想像だけがふくらんでいった。実際にやってみると、簡単なコードをマスターするのに1ヶ月、半年後には教室で伴奏していた。ここまでは、イメージできていた。しかし、ここから僕のギタースキルはほとんど上達していない。理由は、子どもたちと一緒に歌うという目的が達成できたことと、それ以上に長期的な戦略がなかったことだと思う。

本当は、もっと上達したかったし、今だって上達したいと思っている。でも、取り組んでいない。ここからは、目に見える効果を実感するまでに、より長い時間の練習が必要になってくる。だから、モチベーションが上がってこない。

人生はかけ算だ=人生は複利運用だ

でも、ここで見方を変えてみたい。

僕は3年前にギターをはじめ、2年半前に教室で弾けるようになった。この出来事は、0が1になる爆発的な進化だ。しかし、その後は現状維持をひたすらに続けている状態である。

一方、3年前から計画的に毎日5分ずつギターに触っていたとしたら、どうだっただろうか。きっとコードをマスターするのに1年以上かかるとは思うが、1日5分が習慣として身に付いてきたら、今頃メロディ演奏にも取り組んでいたかもしれないし、いつか必ずモノにする時が来る。

何を言いたいのかというと、じっくりこつこつ挑戦することは、一見効率が悪いように見えるが、大人が何かを始めようとする時には、むしろその方がいいこともある。さらに、1日5分などの短時間であれば、ギターの他にもピアノや英語、プログラミングなど、同時にばらばらに挑戦することができる。まさに、「じっくり、こつこつ、ばらばらに」である。

そうすることで、自分という資本が何倍にも大きくなっていく。

僕が高校を卒業する時に、当時の担任の先生が「人生はかけ算だ」という言葉を口にしていた。「チャンスが来た時に自分が『0』なら、だめだ。だから、自分の数字を高くもっておくんだぞ」という意味だと説明してくれた。でも、補足したい。「チャンスの時に大きな数をかけることはもちろん大切だが、とにかく何度もかけ続けていくことも大切にしたい。大きなチャンスで『×2』するよりも、毎日コツコツ『×1.1』していくことが自分を成長させてくれる。」まさに複利の考え方だ。

子供時代は、どうしても数ヶ月、数年単位で結果に結びつくことを求めてしまう。でも、人生は長い。だからこそ、これからは長期運用の視点で考えてみることが必要になってくる。

なんて言ったって、今日が人生で一番若い!やりたいことに遅いなんてことはない!挑戦あるのみ!

じゃあ、そのスモールステップのモチベーションはどう維持していくのかというと別の話になるので、今回はここまでとして眠りにつこうと思う。

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